記事に「#ネタバレ」タグがついています
記事の中で映画、ゲーム、漫画などのネタバレが含まれているかもしれません。気になるかたは注意してお読みください。

映画「ウィッシュ」の感想

100周年記念という事で話題になっていたウィッシュ。
色々気になったことがあったので、疑問に思ったことを書いてみます。
ネタバレ注意です!

・王様が叶えてくれることを期待して願いを預ける、預けたらその願いを忘れてしまう、そうすることで、心が軽くなると王様は言う。18歳になると願いを預けることになっているから、願いを差し出している?それに疑問を持つ人はいなかったみたい。王様が願いを叶えてくれる頻度と預ける願いの数、アーシャのおじいちゃんは100歳になるのにまだ叶えてもらえていない、その事実がありながらも願いを預けるという事は、自力では無理だと思って託していると言えるのかな?

・家族を海賊に殺された王様、自力で勉強を積んで魔法使いになった。願いがあるから、争いが起きる、国のためにならない願いは叶えてあげない、王様が判断する、独裁。

・願いを差し出しだアーシャの友人は、王様にスターの事を報告した。裏切った、というより、その国で生活している以上、普通の判断? 願いを預けた直後だからこそ、王様の味方をしても全然おかしくない。

・王様が願いを選別している事実を知った時、自分のおじいちゃんとお母さんの願いだけを取り返そうとした。全部は無理だからせめて、というような描写もなかったから、自分の大切な家族の分だけを取り返すつもりだったと思われる。(プリンセスにしては珍しい、ではなく、一般人だからプリンセスではないから、おかしくもない。)

・アーシャのペットのヤギは、スターの力で人間の言葉を話せるようになった。プリンセスなら魔法がなくても動物とお話しできる(白雪姫、シンデレラ、ジャスミン、ラプンツェル、みんなそう!)から、やっぱりプリンセスではない一般人。

・スターが降りてきたのはなんでだろう?アーシャお父さんが哲学者、星を眺めて一緒に過ごしていた、星に願う人が少数派になっていたから?願い事は王様に預けるものだと、国民が考えるようになっていたのなら。

・王様は自力で魔法を使えるようになった、めちゃすごい。でも、最終的に強力な力を手にしたのは禁じられた魔法の本の力。あれを作ったの誰なんだろう?あれの魔法が王様を操った、利用したとも言えそうで、あの本をどうにかする描写はなかったから、次の悪役に引き継がれていくのかな~と想像したり。

・王女様、きれいな方だけど、願いを預けるシステムを作り上げる過程で、どんなやり取りがあったのか気になる。王様一人で作り上げたわけじゃなく、二人で国を作ってきたのであれば、何かしら関与はしているはずで。結果的に王様が鏡に閉じ込められて終わったけど、地下牢に入れてしまえという最後のシーンもちょっと冷酷すぎるというか、愛する夫が変わってしまったことに自分を責める描写がないところ、不思議だと感じた。

・最初の面接のシーン、国民の願い事を無防備に見せちゃうって、かなり警戒心がなくなっていたんだろうな。100歳のおじいちゃんが仮に18歳で願いを預けたとして、国は80年以上続いていることになって、あの国はあの王様が作ったのであれば、若返りの魔法なんかも使えるんだろうな。おいくつなんだろう、女王様も同じ魔法を使ってもらってるのかな?それが使えなくなったら、急激に衰えるのかな、ラプンツェルの髪の魔法で若返っていたように。

・プリンセスじゃないけど、プリンセス系にしては、王子様出てこなくて、赤い服の女の子とすごく仲良さそうだったから、そういうことなのかな、とちょっと思った。主人公が黒い肌にそばかす、縮れた髪の毛。その親友はぽっちゃり、メガネ、お世辞にも美人じゃない感じで、これもいわゆるポリコレなのかな。王様はすごいナルシスト、というのも、どういう流れでそうなったのか疑問だった。

まとめ

ディズニー映画って、非日常の世界に連れて行ってくれる、夢の時間だと思って今まで見ていたけど、なんかムダに色々考えてしまって疲れました笑
これまでと同じく、夢や願いはすばらしい、と単純に感動できる作品なのかな?
批判的に考える癖がついてしまっているせいかもしれないけど、純粋に楽しめなくて…

そんな感じだったけど、夢や願いは叶えようと思い続けることが大事で、一番大事な願いを預けてしまったとしても、願う力が尽きてしまうことはなく、どんな状況にあっても諦めずに「願うこと」が大切なのかなと思いました。名詞ではなく、動詞としてのwishなのかなと。そして、その力を持っているのは人間だけでなく、動物や植物、すべての生き物なのかなと思いました。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?