たれぱんだと想像プール
今朝、家族のなかで一番はやく目が覚めた。
適度なスペースを保って眠りについたはずの長男と次男はいつのまにか、シングルサイズの補助ベッドに眠っていたわたしを両側から挟むかっこうに落ち着いており、母であるわたしは無意識のうちに横を向いて寝るなどして息子たちにすこしでも快適なスペースを与えようと苦慮していたらしい。
朝6時ごろ、寝苦しくて目覚めた。
わたしが体を起こした瞬間、待ってましたとばかりに両側のふたりがごろん、と寝返りをうって中央に寄ったので、一瞬でわたしのスペースは消滅した。
帰るべき居場所を失ったものの、寄り添って眠る息子たちは、それはもうかわいい。
寝ていて静かなのでよりいっそうかわいい。
二度寝できない土曜朝6時ということを忘れるほどかわいい。
しみじみと眺めてみると、
小1の息子はきゅっと締まった体つきになってきており、マットレスに横たわっていても低反発に反発している雰囲気がすごい。
その横で、2歳の次男はたぷん、とマットレスにたまっている感じがする。たれぱんだみたいだ。
わたしは貴重な息子のたれぱんだ期にいる。
* * *
ところで、本日は母休息DAYと決めていたので、子どもたちは夫に任せて9字から14時頃までひとり鎌倉に行った。
すっかり癒されて帰宅。
夕飯のカレーを作っていると、去年まで2年間使っていたビニールプールが破れてしまったので夏の到来(というか襲来)と共に買い換えた、ビニールプールが届いた。
夕食後、息子たちのよろこぶ顔見たさにいそいそと開封。
ひろげたビニールプールは感覚的に予測していたものよりひとまわり大きくやや焦るが、長男も次男もおおよろこびでリビングにひろげただけのプールにはいり、手足を伸ばしてエア遊泳をたのしんでいた。
次男などすでに浮き輪に乗っていた。
わたしは、この、子どもたちがXデイに向けて胸いっぱいに期待をふくらませてはじけそうな瞬間に立ち会うのが死ぬほどすきだ。
クリスマスに向けて、クリスマスツリーを出したとき。
夏祭りの前夜、サンダルや甚兵衛をひっぱり出してきたとき。
夏のはじまりのころ、プールを出して翌朝水をためようと約束をしたとき。
というのも追加できることがわかった。
ありきたりだけど、忘れられない夏にしたい。