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①先取り貯蓄、②無借金、③家計簿記帳

 うちの経済のことに細かかった亡き母の影響かもしれませんし、当時、読んだ新聞記事のことをちゃんと実行したからかもしれませんが、私は、社会人になって、即、積立定期預金を開始しています。

 新聞記事には、こんなことが書いてあったんですね。

 「給料日の引き落としで、毎月、○万円の積立定期預金を始めなさい。まずは、これだけで、貯金が貯まります。」

 私は、亡き母の資産形成の上手さに影響を受けていたこともありますが、この新聞記事をまともに読んで、初めての給料をもらったその翌日には、給与振込先の銀行に行って、給料日引き落としの積立定期預金の契約をしてきました。

 最初は、月1万円からの積立でしたが、少しお金ができると、ATMからどんどん入金して、数年の後には、残高が1千万円に迫る勢いでした。
 ※その後、投資に振り替えましたので、今はそんなに残高はありません。

 給料日当日に、積立定期預金に自動振替して貯金するというのは、「先取り貯蓄」の最も典型的な方法であり、普通の人は、これが貯金であれ、積立投資であれ、先取り貯蓄の形態を取らないと、なかなか資産形成ができるものではありません。

 うちの子どもにも、社会人になったときに、それぞれ少額ですが、積立定期預金と積立投資信託の契約を銀行でさせました。

 子どもには、「給料が増えたら、増額するように」と伝えるとともに、「積立定期預金はお金が要りようなときには(例:資格取得、留学など)、取り崩してもいいが、積立投資信託は、ずっと積み立てておくと、老後には、○千万円になるよ」と言い含めています。

 これはウソでも何でもありませんよ。お金が貯められる人は、大抵こうやっています。

 そして、借金は、住宅ローンと奨学金以外は、やってはいけないと思っています。

 こういう資産形成や自己の能力開発以外の借金は、基本禁じ手です。つまり、「無借金」が大事です。

 車のローンも、基本的に止めるべきです。車を購入したいのならば、お金を貯めてから現金一括で購入すべきでしょう。

 私は、そんなに車が好きではありませんでしたが、世の中の流れで、新車を計5台購入しましたが、全部、現金一括ニコニコ購入でした。
 ※今は、あまりに車を動かさないので、もう持つのは止めて、売却しました。

 子どもについては、奨学金を借りさせませんでした。学資保険や毎年満期の積立預金などであらかじめ学費を準備したことで、何とか奨学金に頼らずに、大学まで卒業させてやることができました。

 だって、奨学金って、名前は奨学金だけど、単なる借金ですよ。できれば、借りない方がいいのですが、この借金はギリギリセーフの部類かもしれません。

 住宅ローンは、家の建て替えの際に、借りましたが、頭金をできるだけ入れて、返済期間をできるだけ短く、かつ、固定金利で、借りました。世の中の多くの人が、変動金利で借りているという報道を聞くと、一体どういう考えで、変動金利で借りているのか、空恐ろしくないのか、心配です。

 その他、「家計簿記帳」は、私の生活の一部です。毎日、寝る前には、家計簿を開いて、記帳してから、就寝します。

 もう30年以上続く習慣ですが、「入る(収入)を図って、出ずる(支出)を制する」の言葉どおり、お金の入りと出を記録しないと、お金の管理なんて、全くできるもんじゃありませんからね。

 私は、FP資格を取得する前から、上記のような3つの習慣を身に付けていましたが、FP資格取得後、その正しさを確認しましたよ。

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