特別企画 2021年度入出場車両予想(解答編)
・2021年度入出場車両が出揃う
2021年度は様々な車両が入出場しました。まさか、年度末ギリギリまで入出場が行われているというのは個人的に予想外の部分でした。
今回は特別企画として、2021年度を振り返りながら、筆者が予想した2021年度入出場車両の答え合わせをしようという記事になります。
2021年度に予想した車両と予想理由は以下のリンクをご覧ください。
→自己紹介&牽引車紹介&今年度入出場車両予想
早速ですが、答え合わせに行きましょう。
・2021年度 入出場車両の答え合わせ
1.東京都交通局5500形
今年度は予想通り5本が出場し、予定されている27編成全てが揃いました。
・2021年4月・・・5523編成
・2021年5月・・・5524編成
・2021年5月・・・5525編成
・2021年7月・・・5526編成
・2021年9月・・・5527編成
最終編成の出場が9月ということで、予想した今年度前半に揃うということも正解…
5月まではハイペースでの出場でしたが、その後は落ち着き、5526編成が7月、5527編成は9月ということで間隔が開いたのも特筆すべき点かと思います。
同形が全て揃ったということで、気になるのは従来車5300形の置換。
去る2022年2月26日、都営浅草線と直通する京急電鉄、京成電鉄、北総鉄道でダイヤ改正が実施されました。
このダイヤ改正により、5500形による120㎞/h運転が実現。
京成線のアクセス特急に充当される等、同形の性能をフルに発揮できる場面が増えました。
しかし、最後の1本となった5320編成を残し置換はストップ。
2022年4月1日現在においても運用に就いております。
5526編成の記事でも触れておりますが、5300形は5500形の列車無線のデジタル化工事による予備車。
したがって、デジタル化工事が終了した時点で廃車の可能性が濃厚となる為、今年がタイムリミットかと思われます。
2.京成電鉄3100形
今年度は、横浜製造分である1本が出場。
・2021年9月・・・3156編成
昨年度までは、日本車両製造分も横浜まで甲種輸送され、台車を正規の1435㎜台車に交換し出場していましたが、今年度は日本車両製造分は横浜から出場されず、越谷貨物ターミナル駅から北総鉄道印旛車両基地まで陸送の上、台車交換を実施。自走で所属先である宗吾車両基地まで回送されました。
何故、この編成のみこの様な事になったのか真偽は不明ですぐが、恐らく、当時の横浜のキャパシティーに限界が迎えていたのではないかと予測されます。
ということで、これも一応正解…
3.東急電鉄3000系
予想時は、相鉄・東急直通線の関連工事で頻繁に入出場が行われたいた同車。
今年度は、3001編成が最後の直通関連工事が出場し、2019年から続いた同系の関連工事が全て終了しました。
・2021年5月・・・3001編成出場
と、この時点では予想していました。
しかし、相鉄・東急直通線開業に伴い、東急目黒線の8両編成化一足早く実施されることになりました。
この8両編成化は3000系も対象となり、20年以上振りとなる新造車、「増備中間車」が登場するこ運びになりました。
・2021年9月・・・3001編成・3011編成・3013編成
・2021年10月・・・3010編成・3012編成
・2022年3月・・・3005編成・3007編成
・2022年3月・・・3003編成・3006編成・3009編成
同系の増備中間車は全編成分製造される模様であり、2022年度前半には全て揃う予定であります。
実際に、従来車に組み込まれ営業運転されるのはまだ少し先かと思われますが、製造から20年以上差がある編成もどうなるか筆者自身気になるところであります。
ということで、これは正解。
4.JR東日本E235系1000番台
予想当時は、グリーン車だけでなく普通車も横浜で製造されるのではないかと予想していました。
しかし、実際はグリーン車のみの出場。
普通車の出場はありませんでした。
・2021年3月・・・F-14編成・F-15編成・F-16編成
同系の製造自体も相模線・日光線用のE131系が新津でスピード製造されていた影響もあり一時的にストップ。
2021年度の出場も2022年度出場分であるグリーン車3編成のみでした。
E131系の製造も終わり、2022年度からは本格的な製造に着手するかと思われます。
今度こそ、横浜での普通車製造があるのか?
これは、一応正解?
5.東急電鉄2020系
当時、出場ラッシュとなっていた同系ですが、2021年度は7月までに5本出場しました。
・2021年4月・・・2144編成
・2021年5月・・・2145編成
・2021年6月・・・2146編成
・2021年7月・・・2147編成
・2021年7月・・・2148編成
7月の出場以降、パタリと止まり、今年度の製造はこれにて終了となりました。
従来車である8500系の廃車も進み、2022年4月時点で残り2本となっています。
計画では2021年度に完全置換の予定でしたが、2022年度に変更となっています。
今年度は横浜で製造されるのか、新津製造分で終了となるのか。
今後の動向に少し注目です。
これは、正解。
6.静岡鉄道A3000形
今のところ一応パーフェクト。
後半から予想が段々難しくなる場面です。
2021年度6番目に予想したのが、静岡鉄道A3000形。
2021年度は2022年1月~2月にかけて1編成製造されると予想しましたが、実際は製造無し。
2021年6月に公表されている移動等円滑化取組計画及び移動等円滑化取組報告書によると、予算を確保できなかったということで導入が1年繰り越しになったと発表されました。
ということで、この予想はハズレ…
7.しなの鉄道SR1系
今年度は3編成の出場となりました。
・2021年11月・・・S301編成・S302編成・S303編成
今回は、初となる300番台での出場となり、100、200番台に搭載されていた霜取り用のパンタグラフが省略されました。
これにより、同系は100番台、200番台、300番台とバラエティーに富んだ編成となっています。
新型コロナウイルスの影響で置換計画が大幅に変更となっている同系。
今年度出場するとしたら新たな番台で出場するのか気になる所です。
これは、正解。
8.JR東日本E7系新幹線
2019年に発生した台風19号の影響で長野新幹線車両センターが水没。
当時留置されていた多くの編成が被災した影響による代替製造が行われるのではないかと予想しました。
実際は、3本のE7系が横浜で代替製造。
2021年中に3本が出場しております。
・2021年7月・・・F43編成
・2021年10月・・・F35編成
・2021年12月・・・F28編成
F28編成は紆余曲折があり、予定から1年遅れての出場となっています。
本当は2020年度に出場する予定でした…
今回の出場時では、所属表記が「幹ニシ」となっており、新潟新幹線車両センターの所属となっておりますが、その理由は過去記事でもご紹介していますので、お時間のある時にご覧ください。
今回の出場で、当分横浜でのE7系の製造はない模様です。
約5年振りに横浜から新幹線が走る。
7月出場は深夜にも関わらず、大量のファンが集まったこと等、色々と曰く付の出場となったことは鮮明に記憶しています。
これは、正解。
9.JR東日本FV-E991系
筆者の中で今年度一番注目かつ、穴予想として掲載したFV-E991系。
もしかして、2022年1月~2月にかけて出場されるのではないかと予想しましたが、実際2022年2月に出場しました。
・2022年2月・・・HY編成
この編成の出場パターンは例外に例外を極めており、土曜日未明の出場。土曜~日曜日にかけての甲種輸送という異例が重なった出場でした。
深夜の出場にも多くのファンが詰めかけていましたが、今年度注目車両が土日に甲種を行うということで、駅や沿線含め沢山のファンが詰めかけていたのは言うまでもありません。
ということで、これは大正解。
10.京急電鉄新1000形
2020年度は1890番台としてL/C腰掛、トイレ付きと京急初物尽くしで出場しましたが、2021年度も後半から年度末にかけて1890番台が3本出場しました。
・2021年11月・・・1893編成
・2021年12月・・・1894編成
・2022年2月・・・1895編成
2021年12月にこの車両の愛称が【「Le Ciel」(ル・シエル)】に決定。
2022年3月には側面のデザインが発表。
一部編成を除き装飾付きでの運転がスタートしましたが、個人的には愛称募集時において側面に掲出されるイメージと異なり過ぎないか?というのが正直な感想。
色々な意味で拍子抜けした瞬間でした。
・最後に
今回は予想の答え合わせということで過去記事のリンクと文章中心の構成となりました。
長文になってしまいましたが、最後までご覧いただき本当にありがとうございます。
2021年度の予想は10個中9個正解となりました。
筆者自身も中々の正解率であると驚いています。
今回予想した車両の他にも様々な車両が入出場をしています。
一部有料となっておりますが、全て公開中ですのでお時間のある時にご覧いただけると幸いです。
2021年度のまとめはこれにて終了。
2022年度も「行ける時に行く」を目標に沢山の方にご覧いただける様、尽力して参りますので、変わらずご支援の程よろしくお願い申し上げます。
次は、2022年度の出場車予想です。
現在も未だ固まっておりません…
※2022年4月10日、やっと固まりました…
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