見出し画像

リキ日記_概算

ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。


我が家のハリネズミの名前は、リキという。

前々からの謎で。リキは、よく走る。1日、だいたい、1時間の走りを2回するのだと書いたことがある。それは一体、どれくらいの距離を走っているのだろうか。正確にその距離を測りたくて仕方ないのだ。

だが、回し車は、右回りもできるし、左回りもできる。リキは、気分次第で、どちら回りも、する。

自転車の車輪の回転カウンター。つまりは、速度計で回転数を計測しようと、去年に購入したのだが、どちらまわりをするかわからないというところで、回転数を計測することがほぼ難しいという壁にぶつかったのだった。

これで回転数はカウントできる

また、この機器。とりつけて計測するのはいいが、回し車は水洗いをせねばならない。少なくとも、1週間に一度は。取り外したり取り付けたりが、厄介だ。自転車ならば、一度取り付けたら終わりだが、回し車はそうはいかない。そういう、手入れの問題もある。

そして、事前にいろいろと実験してみないことには、本当に取り付けられるのか、ちゃんとカウントするのか。など、回し車をケージの外に出して、それなりの時間と労力をかけて試してみる必要がある。つまりは、回し車が、リキのトレーニング用と、実験用の、最低2つ、必要になっしまう。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、づぶやいた。

面倒臭いんでしょ。つまりは。


確かに、そうなのだ。

でも、どうしても、どれだけの距離を走るのか、計測してみたい。


そこで、ちょっと、概算になるが、1日分を、概算で出してみることにした。

サンプルにしたのは、3月22日。この日は、冬の気温が逆戻りしたかと思うほどに寒かった1日である。リキの行動は、だいたい、3時前後に1度目、1時間。18時前後に、2度目。1時間の、計2回、合計で約2時間走るのが常なのだが、この日は寒かったのか、3時から4時の間の1時間だけ、走っていた。

概算で試したのは、その時間、見ていて。だいたい回し車を何回転させているかを実際に見て、カウントしてみる、という原始的な手法である。

だが、1時間も、ずっと見続けてカウントする気力と時間は、今の私には、無い。なぜならば、家事もしなければならないのである。家内が不在の間は。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

言い方が、ちょっと、言い訳がましくて、かつ、嫌味いやみったらしいぞ。


うむ。反省。気を取り直して。


実際に、数えてみた。リキは、この1時間、かなり真面目に走っている。ときどき、一瞬、休んだりしている。

こんなふうに、一瞬、休むこともあるが、一瞬である

たいていは、一生懸命に、走っている。

こんなふうに、リキは、かなりストイックに走っているのだ


500周走るのに、だいたい、12分間かかっている。回し車の直径は、約35cm。回し車の円周は、約105cmとすると、12分間で、52,500cm。1時間だとその5倍だから、262,500cm。メートルになおすと、2,625m。約2.6kmである。

1時間で、約2.6km。1日それを2回と考えて、だいたい、5.2km走っていることになる。


あの小さな体で、1日、5km以上走っている。これは、ちょっと凄い。

初診で行った、動物病院の医院長は、1日9km走ったハリネズミもいると人に聞いたことがあると、言っていた。私は、驚愕し、それがきっかけでカメラを導入したのであるが、あれから約1年間かかって、ようやく、リキが、だいたい5km/1日くらい、走っているという事実に辿り着いた。


心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、つぶやいた。

ここまでの道のり、長かったね。でも、まだ、概算だから。


そうなのだ。実測値では、ない。

やはり、どうにか、曲がりに李にでも、実測値を確かめたい。どうにかして。

私の、試行錯誤は、続く。



家内は、あるプロジェクトに参画していて。仕事が忙しくて、事務所のそばのホテルに寝泊まりしている。日曜日の深夜に戻り、月曜日の昼過ぎにはまた、ホテルに泊まりに行って、そこで仕事をしているのである。


マッサージは、とんと、しなくなった。そのかわりに、家内の健康のことを心配をしている。これならば、マッサージをしているほうが、よほど良かった。


心の中の、リトルkokuroが、ボソリと、つぶやいた。

さっちゃん(注1)は、リキが1日どれくらい走るかは、あんまり気にしていないと思うけれどね。


だから。


これで、いいのだ。




ね、リキのリキ走に見えるでしょ。笑


磯貝さんは、今、ハイパースペックPCの購入を狙って、資金を貯めている。それを手に入れたら、もっと凄い3Gや動画を見られるかと思って、実は、楽しみに待っている。


鶴のフェアレディZと、リキの置物

てるとさんは、ミニチュア作家である。その製作の様子を、1日おきに、短い記事で書かれている。この、チャレンジストーリーが、楽しい。こういう苦労している様子を記事で読んでいて。その記憶を持ったまま展示会に言って実物を見ると、感動しかない。製作物には、それぞれ、ストーリーがある。それを知ったうえで手に入れたものは、一生の宝になる。



(注1)我が家の家内の呼称は、「さっちゃん」である。さっちゃんは、女王陛下という別の呼称もある。だが、リキの関係で「おばあちゃん」なんて呼び方は、まかり間違っても、してはならないのである。

この記事が参加している募集

スキしてみて

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?