合致

私の家内のこだわりポイントは、ポイ活と、クーポンと、節約である。そして時々、図書館で、読みもしない本を借りることである。

そういう習癖があることを、私は、かつて、記事に書いたことがある。

そして、またもや、その現場を押さえることになった。

この本だ。全く、読んだ形跡がない。なぜならば、鞄の中に、放り込んだまんま、返却期限になっていた。

家内に、聞いてみた。

本、好き?

うーん。好きでは、ないかな。

なら、どうして、借りるの？

うーん。このあいだ、どこかに、書評があったのよ。いい本だって。

で、読みたくなったの?

うん。

読んでないよね。

うん。

1ページも、読んでないよね。

うん。

返却期限だよ。明日。

うん。

読めないよね。

うん。

パラパラは、する。せめて。

.......。

心の中の、リトルkojuroが、静かに囁いた。

タイトルと、合致しているんだよ。

つまり、気にしない女、なんだろ。

我が家は、家内が明るくしている。

家内は、深刻な表情を、ほとんど見せない。

底抜けに、明るい人だ。

なにがあっても、気にしない。

その性格で、我が家は、いつも、平和なのである。

これで、いいのだ。