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総選挙

毎年、嵐の松潤が、きのこの山とたけのこの里、どちらが好きかの総選挙をやっていると、聞いたことがある。私は、お菓子は、昨年までは、そう食べなかったので、正直、あまり興味がなかった。

ところが、今年に入って、テレワークが一気に増えたこともあり、我が家のおやつ置き場を確認することも増え、いつの間にか、お菓子を少し食し、論じるようにもなってきてしまった。

先日、akkieさんの記事を読んで、きのこの山vsたけのこの里総選挙のことを、図らずも、思い起こしてしまった。そして、この記事のコメント欄で、私は、どちら派か決めたことがないので、決めてみると、書いたのである。

お菓子、間食新参者の私は、かくして、きのこの山vsたけのこの里、総選挙に、自ら足を踏み入れることになった。

12月19日、スーパーで、きのこの山とたけのこの里を一箱ずつ購入した。

早速、食してみる。

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まずは、たけのこの里から。

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裏っ返すと、くせになるおいしさと、言葉がそそる。

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おいしさがとまらない! か。だろうな。

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ひとつの形状は、こんな感じ。確かに、たけのこ仕様になっている。

口に入れる。

土台のクッキーが、美味である。クッキーというよりも、ビスケットか。そこに乗っかるチョコレート。この相性は、抜群だ。

チョコレートは、私としては、今まであまり食さなかったが、2020年5月デビューで、よく、口にするようになった。

チョコだけでも、勝負できるかもしれない。これは。


では、次に、きのこの山に、いこう。

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パッケージは、山里の夕景、というところか。郷愁をそそる。

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裏っ返すと、飽きないおいしさと、きている。まあ、たけのこの里と言っていることは同じだが、どちらかというと、受動的っぽい。

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これも、おいしさがとまらない! か。だろうな。

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形状は、まさに、きのこ。本物のきのこも、もちろん、好きだが。どんな味だろう。

柄の部分は、ポッキー感があり、パリッとした歯応え。チョコレートは、そんなに変わらないのだろうが、チョコレート感が、勝っているような気もする。つまり、ビスケットにまとわりついている、チョコレートとの一体感のある、たけのこの里よりは、ちょっとセパレートなのだろう。味の構成が。

でも、口の中では、きちんと、両者の味が融合している。

食べ方によっては、傘の部分と柄の部分を噛み分ける確率が高いかもしれない。チョコレートも、柄のビスケットも、美味である。


試食を堪能していると、家内からクレームが入った。

なにを1人で食べきろうとしているのよ。

もともと、間食はしない。お菓子は、食べないと、コジくん、豪語しているじゃないの。いつも。

そして、パクパクと、やられてしまった。

その強奪風景を見て、心の中のリトルkojuroが小声で呟いた。

新参者は、黙っていたほうが、身のためだな。


ということで、私には、後片付けという重責が残された。でもこれが、実に小気味いい。

中のポリ袋部分を除くと、いかにもエコな、解体しやすい構造だ。

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両端のつまみの点線を押さえ込む。そして、開く。

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それを両方、やってみる。

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なんと、簡単に、平たくなった。

パッケージも、考えて作られている。さすが、国民的お菓子である。


ちなみに、我が家の人気投票は、こうだ。

長男、長女、次女→たけのこの里派

家内→きのこの里派


しかして、私は。

実は、両方好きだ。ただ、どちらかに軍配を挙げるとすれば、先ほどの強奪事件の犯人の顔を思い起こすこともなく、きのこの里、と、答える。

柄の部分のポッキー感と、噛んだ時のサクサクパリパリ感。食感を自然にセパレートできるところが、2度美味しいというところと、チョコレート感を、どうも、私は、好んでいるのかと自覚した次第である。

しかして、我が家は、たけのこの里派の勝利である。


家内に聞くと、去年までも、どうも、たけのこの里派が優勢だったと聞く。



嵐の松潤は、今年はどうしているのだろうと、ネットに入ると、今年は、総選挙で、どっちが好きかは、問うていないようだ。むしろ、どっちが好きよりも、どれだけ好きかを、問うて、ちょっとした分析をしている。


中身を、読んでみた。

すると、かなり高度な内容が書かれていた。私が、思いもつかないような意見をまとめ、簡潔に分析され、論じられている。これは、関心するしかない。家内に、半分以上、強奪されても致し方ない。


心の中のリトルkojuroが、徐に口を開いた。

やはり、コジは、お菓子、新参者だな。

どうのこうのと語れるレベルには、程遠い。


こうして、既にどちらが好きかというレベルでは語られなくなった国民的お菓子の食べ比べの世界に、私は、かなり遅ればせながら入り込んで行き、木っ端微塵に崩れ去ったのである。

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