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リキ日記_リズム
ハリネズミの飼育者のことを、世間では、「ハリ飼い」というらしい。私は、その、ハリ飼いの中でも、まだまだ素人である。
我が家のハリネズミの名前は、リキという。
今日のタイトル、リズムとは、リキの生活のリズムである。
リビングにケージを置いていることもあり、夜遅くまで人がだれかれとごそごそしているので、それなりにリキの生活リズムが乱れてはいたのである。
夜行性なのに、動き始めるのが、本当に深夜というか、超早朝になり、5時くらいの、この季節では既に空が明らんでくるところでも、回し車でごそごそしている。
そんな乱れ方だった。4月の中旬くらいまでは。
ところが最近、もう、とんでもなく乱れてきていて。暗幕を開けても砂場や回し車のところに出ていることもしばしばある。
なぜか。
それを考えるに、私の帰宅と共に、餌やりが深夜になってしまっているのが原因だろうと思い至った。
私は、この4月に異動し。毎日残業三昧で帰宅時間が一気に遅くなってしまったのだ。
今朝も、6時近くになってもリキが巣箱の外に出ていて。
ちょっと見つめていたら、恥ずかしそうに巣箱に頭を突っ込んだ。
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心の中の、リトルkojuroが、ボソリと、呟いた。
可愛そうに。コジの生活リズムに振り回されて。大丈夫かな、リキ。
そんなこんなを家内と語らおうとして振り向くと、家内が足を指さして笑って言った。
コジくん、定年間近なのに。そんな時期に仕事を変えられたうえに増やされるなんて。リキにとったら、いい迷惑でしかないわね。
……。
な、なんのはなしです禍。
と、すっとぼけるのが精一杯だった。
さあ、ミッションに勤しもう。
家内は、マッサージをすると、上機嫌になる。
家内が上機嫌だと、我が家は、明るくて、平和である。
だから。
これで、いいのだ。
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子供と貧困の話。大きな社会問題である。磯貝さんは、作品の中で、そういう深い問題にストーリー上、さらりと触れる。
この話にも「あれ」が登場するのだが、傘を模している。少年が盗もうとしたのは傘だった。「あれ」は、なんの暗示なのだろうか。
真正面から取り上げられるよりも、すごく心に残る。
てるとさんは、常に工夫を凝らし、新たな課題を作り、見つけ、壁を乗り越えようとチャレンジをしている。
今回は、ミニチュア生け花が、空中浮遊をしているような撮影が出来ないかというチャレンジで。
上手くいかないということろで問題提起になっている。
だが、いつか、てるとさんは、この壁を乗り越える。
そういうチャレンジストーリーが、私に力を与えてくれる。
この、「恋愛万事塞翁が馬」も、面白い。
今回は、矢野先生の機転で、奥手の柊君がとうとう隣の席の星野さんと一緒に帰ることになる。
ひとつの傘で、相合い傘で。
まさに青春だ。そんなドキドキ感を、淡々と、でも、生き生きと書く。そんな、秀作である。
私にも、こんな青春があったらなぁ、なんて今更なから、思う。
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