甲子園

甲子園は、阪神タイガースの本拠地である。そして同時に、硬式野球をやっている高校生にとっては、紛れもない聖地である。


この夏、どうしても片付けねばならない所要があり、一泊の、弾丸帰省で関西に向かった。長男の水を購入しに行ったとき、屋上から、甲子園が見えた。

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家内が言った。

甲子園、見に行きたい。


エレベーターで1階まで降りると、目的のスーパーに向かわず踵を返し、ショッピングモールの正反対の出口に向かった。


心の中の、リトルkojuroが、慌てて、つぶやいた。

おいおい、そっちかよ。


私は、それに、ついていった。


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最近、Gokuさんの記事でも、甲子園についての記事を見かけた。

高校生にとっては、勉学も必要だが、部活動も必要だと、私は、思っている。甲子園は、その、野球という部活動の頂点を極める場、なのである。

選ばれし者しか到達しない。そしてそこでまた、選ばれしもの同士が、しのぎを削る。

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野球だけが特別扱いで、おかしいのではないかという意見があるということも、私の学生時代から承知している。

そしてまた、庵忠名人のこの記事にも、私は、共感している。


多くの人には、甲子園は、ひとつの野球場なのだろう。それはそれで、いい。一方で、夢をそこに馳せ、憧れても、そしてそれに共感しても、それはそれで、いいのではないかと思う。

決して、きれい事ばかりではない、いろいろな考え方や、とらえ方があっての、甲子園である。


夏の全国高校野球大会は、今まで、3度の中止があった。

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今年は、なんとか開催にこぎつけたが、オリンピックと同様、賛否両論だろう。

これも、今のご時世で、いろいろな考え方があって、しかるべきなのであろうと、私は、思う。


雨で、降雨コールド試合が、何度も、あった。

決勝戦が、31日にできるかどうか、危ぶまれることも、あるそうだ。

このご時世に開催してなお、いわゆる夏の高校野球は、かつてない、一筋縄ではいかない展開を見せている。



色々な意見が渦巻く中ではあるが、抱く未来への希望は、恐らく、誰も、相違はないだろうと思うのである。


はびこる病のみではなく、混乱や、弾圧、災害、差別、虐め、あらゆる闇をも乗り越えて、一日も早く、安らかな日常が、みんなの手に戻りますようにと、心から、祈りたい。

世界中の、人々のために。



雨に濡れる甲子園球場を前にして、そんなことを、思った。



【今日の登場人物】

言わずと知れた、私が、のぼる師匠と、ながた師範とともに3賢人と仰ぐ方である。とにかく教養が豊かで、書かれている記事は、お役立ち記事で、しかも、人の心を打つ。学びや気づきがほしい方々は、庵忠名人の記事を、少しずつ読まれることをお勧めする。思想や考え方が、もしも、違っても、庵忠名人の記事たちは、気づきや学びの宝庫である。

最近で、私が一番の自問の種をいただいたのは、この記事である。


Gokuさんは、野生ツツジをこよなく愛する方である。その影響を受けて、私は、ツツジを好きになった。

小説も書かれる。広島に少なからず縁がある私は、「夾竹桃の花」を読んで、涙を禁じ得なかった。

愛犬家で、「ごくうがいく」シリーズは、また、読んでいて面白い。いつか、ごくうに会いたいなんて、私は、勝手に思っている。


千都子さんは、料理、エッセイ、企画、何でも器用にこなす、憧れのnoteの世界の方である。私がお気に入りなのは、ご子息に作られる、素敵な朝食である。

私は、必ず朝食を食べる。だが、平日も、休日も、出来合いのものを、かき込むように食べる。時間に追われて。だから、千都子さんの、豊かな朝食が、憧れなのである。

千都子さんのこの記事で、今年、史上初めて、女子の全国硬式野球大会の決勝が、甲子園で開催されたことを知った。

こうした、私にとっては大切な学びをも、千都子さんは、くれるのである。

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