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アナログ読書【ショートショートnote_92/創作】

家内が私を追及するので、仕方なく、日曜日の夜に投稿するための、ショートショートの創作活動を、細々としている。

ショートショートノートカードゲームを使い、お題を家族に出してもらう。それをテーマに410字以内で、書く。


今回は、家内に、予めスマホのスロットアプリで選択していた以下の5枚から、お題を設定してもらった。


どんなお題になるのかな
オーソドックスっぽいけれど…


それでは、本編にまいりましょう。
家内のお題から。本編、「アナログ読書」、約410字を、どうぞ。


☆    ☆    ☆

ケイト(注1)は国家1級メイドの資格を保持している。宇宙で、この1級資格を持っているメイドは一握りだ。

今夜はボスの警護。屋敷を一望できる高層ビルの屋上からの援護射撃がミッションである。

伝説のユナ教官(注2)から特別指導を受け。中でも遠隔射撃は最も得意なのである。


装備は最新鋭で。暗視スコープ、射撃弾、インカムも情報網も全て暗号化された最新鋭デジタル軍事機器をまとい、淡々と任務をこなす。

まだ平穏な時間からスタンバイを終えて、今日は、「老人と海」を読んでいた。

手には、いささか古びた文庫本を静かにたずさえて。



インカムのバイブが、かすかに震えた。


静かに文庫本を置き。瞬時に人数とその動きを把握。


5人。


順番に衝撃波を食らわせる。

ものの3秒。


その後、迅速に確保部隊が動き。

指令が出てから全て完了まで、5分。

この間に、撤収準備も完了した。


ひとりエレベーターに乗り込み。


涼やかな顔で、静かに文庫本を開いた。


1Fいっかいまでに読み終わる。


チン。



ミッション、コンプリート。


☆    ☆    ☆

(注1)ケイトは、先週の、ショートショートnoteカードゲームの記事からの続きで、出てもらった。今後も、このキャラクターには、時々、頑張ってもらおうかと思っている。


(注2)ユナとは、どまんださんの小説に出てくる、腕利きの最強メイドの名前で。このキャラクターへのオマージュから、このショートショートを書いている。



■追記■
面ゆるって、なに?
それは、これ。西尾さんはじめ、みんな、面白い作品をあげていて。
私は、だいたい土曜日の夜に、そこそこの過去記事をあげています。
もしも、お時間があれば、みんなの作品、読んで頂けたら幸いです。


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