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綴る日記 拾弐 「社会のために」

「『社会のために』と言って行動する人のことをずっと理解できませんでした。あなたの人生なのに、なぜ実際に救われた訳でもない世の中のために使おうとするのだ、この貴重な時間をそんなことに使うほど余裕はないだろ、もっと自分の人生を楽しめよと思っていました。でも、最近は考え方が少し変わったんです。これらをのたまう人は、自分を色々な意味で『上げる』ために、『社会貢献』というツールを用いているんだと思うようになったんです。『上げる』というのは地位や名誉のため、というよりは、自分の『人生の質』を上げるためにやっているのではないのかなと考えます。人生を楽しむツールが『社会貢献』になっているんだということで、納得しました。自分がこのことに気づいたのは、自分も『社会のために』と思うようになったからです。これが大人になることなのかと思いました。」

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