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投資、株

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個別株投資の難しさ

個別株投資の難しさ

インデックス投資ではなく、より大きな利益を求めて個別株投資をするというのも戦略としてあるのだろうが、個人的には難易度が高く手法としての優位性はないと考えている。
……というのも、個別株投資での資産形成には越えなければならない高いハードルが少なくとも3つあるからだ。

第一に、銘柄選定がある。指数以上に爆上げする銘柄にだけ投資できればよいのだが、それができれば苦労はしない。
銘柄選定には手間や時間が

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毎月一括投資

毎月一括投資

一括投資か積立投資(ドルコスト平均法)か……無限に議論されつつも、タイミングを選ばず速やかに理想の資産配分(アセットアロケーション)を実現すべしということで、理論的には一括投資が優れているとの結論が出ていたはず。

ただし、毎月安定した収入がある場合、最初に一括で投資した後も毎月余剰資金が発生することとなり、積立投資と相性が良いというのも確か。

それを踏まえて、自分が実際にやっているのは「毎月一

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需給派「株は需給」←!?

需給派「株は需給」←!?

ファンダ派、テクニカル派などのように、株式投資・トレードにおいて何に重きを置くか、何によって株価が動くかについては諸派ある。
そして中には「株は需給」ということで「需給派」なるものがあるらしい。

しかしながら、そもそも上場企業の株価というのは需要と供給によって決まるものである。「株は需給」という言説には何ひとつ付加価値がない。

「株は需給」などと言って需給派を名乗るのは、「野球は相手より点数を

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インデックス投資×IPOチャレンジポイント投資

インデックス投資×IPOチャレンジポイント投資

インデックス投資において、多くの人は現金(安全資産)と株式等(リスク資産)の比率や金額を決めており、ある程度の額を現金で保有していると思われる。「現金比率50%」、「半年分の生活費は確保しておく」などがそれだ。

許容度に応じてリスクに備えるのは必要である一方で、せっかくお金があるのに寝かせておくのはもったいないと感じる人もいるのではないか。

個人的には、そんな人にはSBI証券のIPOチャレンジ

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【比較】オルカン・2559・VT【全世界株式】

【比較】オルカン・2559・VT【全世界株式】

全世界株式に投資するなら投資信託、国内ETF、海外ETFのどれがいいのか。

それぞれにメリットがありデメリットがある。様々な要素が複雑に絡み合っており明確な結論を出すのは難しいが、とりあえず「様々な要素」の部分を2023年3月時点の情報で比較してみた。

比較するのは以下の3つ。

投資信託…eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)(通称:オルカン)

国内ETF…MAXIS全世

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iDeCoは「60歳までひたすらお金を失い続ける制度」である

iDeCoは「60歳までひたすらお金を失い続ける制度」である

老後の備えや資産形成、投資をする上で、NISAやつみたてNISAと並んでiDeCoが推奨されているのをよく見かける。

しかし自分としては、NISAやつみたてNISAはとりあえず始めてみていい魅力的な制度だと思うが、iDeCoは軽々に乗っかっていい制度ではないと考えている。

確かにiDeCoにはメリットがある。
いろんなところで書かれているからここでは詳しく書かないが、そのメリットは非常に大きい

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