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ごきげんな職場づくり

変化が激しく、不確実性が高い環境において個人・組織がいかにごきげんな状態でいるかは「成果を出す」という点において、とても大切なこと。

私が「ごきげん」を大切にしているのは、どんな環境でも通用する(成果を出す)メンバーを成長支援していくためです。(もちろん自分がごきげんでいることが大前提ですが)ごきげんだと成果が出るのは、持てる力を出し尽くす習慣があるからです。

「人は想像するから不安になる」
過去の経験や見えない未来を想像して人は不安になります。
スポーツにおいても対戦前から「以前負けた相手だ」「強そうな相手だな」と比較したり、勝手にギャップを想像してしまうと持てる力が出せなくなります。どんな場面においても「やるべきこと」は変わらないはずです。全力を尽くすためには「心の状態」がとても大切なのです。

「ごきげんな状態」はミハイ・チクセントミハイという心理学者が提唱した「フローな状態」と言われています。

フローの特徴
1.高度に集中し、没頭している
2.現実離れした忘我の感覚がある
3.目標が明確で、何をどうすべきかを心得ている
4.タスクの難易度が適度で、やれる自信がある
5.平静な心。心配事が無く、成長を実感できている
6.時間の感覚を忘れる
7.活動自体が報酬になる内発的動機が原動力
フローに入るために
1.明確な目標を定め、心理的エネルギーを集中させる
2.あらゆることに成長マインドセットで取り組む
3.いまのレベルより「ちょっと上」にチャレンジする
4.即座のフィードバックがある
5.大事なのは「未来」や「過去」ではなく「現在」
6.「楽しさ」を活動の中心に置く
7.パフォーマンス向上の天敵、「間接的動機」を少なくする
 ※間接的動機=感情的圧力・経済的圧力・惰性

このことを社内では
①今に集中する
②この場面に集中する
③自分自身に集中する
と話しています。

過去や未来、結果や他人に揺らがず囚われず、一生懸命であることがごきげんな状態。どんな環境でも通用するビジネスパーソンとは「自分の機嫌を自分で取る」ことができる人です。

一生懸命に夢中になっていると「結果」にこだわり(執着)が持てるようになります。「どうせ無理」「やっても無駄」と考えていると結果に対して無頓着になります。どんな結果であろうとも、自分自身が一生懸命だと「次」への思考が生まれます。「次はもっと頑張ろう!」「次こそは上手くいくように取り組もう!」と。

そして、ごきげんな人には「応援者」が増えます。人は一生懸命な人には「手助け」したくなるのです。自分一人ではなく、応援者がいることで、より力が湧いてきます。結果としてパフォーマンスは上がります。(せっかく応援してくれたなら、もっとやろう!という気持ちになります)

ビジネスパーソンとして「ごきげんの価値」はとても大切なのです。

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