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「失敗」って思っている以上に少ないのかもしれない

先週の月曜日は、2ヶ月もかかって読み終えた「ビジネス・クリエーション!」についてnoteを投稿。

うっかり全てを忘れてしまいそうな開放感。
なんとなくTwitterを開ば、皆様の詰め詰めTweetによって現実に引き戻された。

スタートアップやるぞ!って決心したとき、まず初めに経営者やエンジニアの方々をフォローしていた賜物。良い選択だった。

皆様ありがとう。おかげでつかの間の達成感によってスタートアップの勉強を中断されることを回避することができました。

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それで現在は「起業のWeb技術」を読んでいる。
まだ第2章目までだけれど。

第2章ではアイディアを形にする方法として、リーン・スタートアップについて書かれている。リーン・スタートアップについては「ビジネス・クリエーション!」でも取り上げられていたので、スタートアップの開発方法として必ず押さえるべきことなのだろう。

リーン・スタートアップはアメリカの起業家エリック・リースさんが提唱したもので、「リーン・スタートアップ」という書籍にまとめられている。
いくつものビジネス書に取り上げられているので、課題図書に加えた方が良さそうだ。

簡単に説明すると、
①アイディア
②構築
③プロダクト
④計測
⑤データ
⑥学ぶ
以上の①〜⑥を何度も繰り返すことでプロダクトを作っていくという方法。
この繰り返しをイテレーションを回すとも言う。

プロダクトの完成版を一気に作るのではなくて、最小単位で作り、検証をかさねて、完成へと一歩づつ近づけていく。

この方法だと、初めのアイディアと完成系は全然違うものになるかもしれない。けれど、ビジネスとしての失敗は避けられるという事らしい。

そこで陰キャの私は、すぐ過去の経験に思いを巡らせてしまうのだけれど、今まで私が失敗したことって本当の失敗だったのだろうか?って。

アイディアを形にして、思ったような結果や反響が得られないと失敗したっって感じてしまうけれど、その先のデータをとって、「学ぶ」が抜けているし、またアイディアを練り直すこともしていない。

もしかしたら、あの時にあきらめずにイテレーションを数回まわしていたら、結果は変わっていたかもしれない。そういうふうに物事を捉えると、失敗は諦めたときに訪れる事が多い気もする。

それに過去の失敗や苦い経験も、今振り返ると、そのおかげで得たものも沢山あるのも事実。例えば仕事の結果では失敗だったけれど、経験値が稼げて、同じような失敗を回避できるようになったとか。この場合、仕事の結果だけ見ると、確かに「失敗」。でも長いスパンで見ると果たして「失敗」と言えるだろうか?

思った通りにことが進まなかった結果を失敗と呼ぶには早計で、イテレーションを回すことを前提とすると、ただのデータになる。

イテレーションを何回も回してダメだった時も、やがて糧となり「失敗」から「経験」に昇華されていくとしたら、思っているより生きている上での失敗って少ないのかもしれない。「失敗」って認識していたことの多くは、「失敗」じゃなかったのかもしれない。

なんだか、いろいろなことが少し怖くなくなった気がした。


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