見出し画像

クレイジーな自分を受け入れるための覚書

SUNABACO江別のブートキャンプへ行ってきた。

とても楽しく、学びがいっぱいの1日だった。

興奮冷めやらずで、眠れなくなってしまい、初めてのnoteを書いてみる事にした。

しゃおり先生のじぶせかノートのワークショップからはじまり、やつしろサニーサイドファームのご夫婦&SUNABACO代表のナカマコさんのトークイベント、猫山課長のnote勉強会&人生相談をへて、パッと目の前のモヤが晴れたような感覚だった。

現在はデザインのお仕事をいただいているけれど、他にもやりたいことがあって、ずっとモヤモヤしてたのだ。

私は3年前に畑で綿花を育てるところから店頭に商品として並ぶまでの、環境負荷を測定するシルテムとツールの開発がしたいと思うようになった。

きっかけは10年前の2013年4月に発生した「ラナプラザの悲劇」というファッション業界の闇が浮き彫りになった事件だ。倒壊の恐れがあると使用中止の警告を受けていたラナプラザというビルが倒壊。このビルに入っていた縫製工場のオーナーに無理に働かせられていた従業員1100名以上が亡くなった。

ちょうど私がロンドンの小さいテキスタイル商社で働いていた時で、取引先もこの事件の後にサプライヤーを見直ししたりと無関心ではいられない状況だった。

そして、この事件をきっかけに色々調べるようになり、ファッション業界を支える綿花農園やサプライヤーでは強制労働・児童労働が横行していることに衝撃をうけ、環境省が発表しているように「ファッション業界が世界で第2位 の汚染産業」である事などを学んだ。

昔から環境問題に興味があり、その頃からエコバックを使ったりしていたのに、全く知らなかった。

ファッション業界がこんなにも環境に悪い事してたなんて!とかなり落ち込み、無知だった自分を反省した。

サステナブルなファッションを当たり前にするにはどうしたらいいのか、ずっと考えていた。
同じようにファッション界を変えたいと思う人たちが、サステナブルファッションブランドを立ち上げたり、環境負荷の低い素材を開発したり、生活者にファッション業界の悲惨な状況を広める活動などしているなか、私にできることをずっと探していた。

色々なアイディアが出た中で、ファッション業界が引き起こす環境汚染を少なくするのは環境負荷を測定して、データを可視化、すべての商品に表示させることだと思い至った。

けれど、起業するか、非営利団体としてやるのか、私のライフワークとして細々とやるのかグズグズと悩んでいた。

3年前は起業という選択肢しか思いつかなかったけれど、3年の間に色々な情報が入ってきて、起業という選択肢だけではないことも学び、さらに自分の状況も変わり、迷いが生じてきたのがグズグズの原因だ。

猫山課長は「本気で世界を変えたいと思うなら、マネタイズ方法を考えて事業としてやること」と真摯に、丁寧に答えてくれた。

私は相談する前から、「あなたには無理」「夢を見過ぎ」というようなことを言われるつもりだったので、返ってきた言葉は意外そのもの。

そして、私が、私自身にかけてた呪いだと気がついた。

私は割と人にどう思われようが平気な方だし、ハブられるのも、ボッチも大歓迎だ。(時と場合によるが…)

大歓迎だったのだけれど、子どもができてから、怖くなってしまった。

子どもたちを通して知り合いになった、ママ友たちには「環境問題に興味がある」も「起業したい」も迂闊に口にしてはいけないワードだ。

だってネット上ではグレタさんに対してのネガティブな意見で溢れているし、グレタさんの家族に対するバッシングもなかなかのものだ。
子どもたちが、同じように言われたらと想像するだけで憂鬱になる。
名画にトマトスープをかける環境活動家のような暴挙に出るような危険人物かと思われるのもツラい…。

実際は、みなさん優しいので、私がそんなことを口走っても「へ〜!」で終わるだけだろうけれど、今までの経験上ハブられる可能性はゼロではない。

私がハブられて終わりならノーダメージだけれど、子どもの人間関係に影響がでるのが怖い。

そして、「周りに溶け込もう」、「同じように振る舞おう」と努力した結果が呪いの正体だ。

でも、まだ起こっていない事を恐れて何もせずにいるのは、なんとバカバカしいことか。そして周りの人たちの反応を勝手に決めつけるのも失礼極まりない。現実は「お前のかあちゃん、変わってんな!」って言われるくらいの結果だろう。

この恐怖の正体は「私にはできない」「身の丈に合っていない」という自分自身を信じきれない弱さだ。

もしかしたら「ほらみたことか」というような事になるかもしれない。
でも、「続ける」のか「あきらめる」のかの判断は実際に現実に起こってからでもいいじゃないかと思えた。




初対面の私の質問に真摯に答えてくれた猫山課長の言葉は本当に刺さった。
さらに「実績も実力もない人が起業できますか?人やお金は集まりますか?」という質問には「がむしゃらにやれば人に伝わる」「クレイジーになる」という温かい言葉をいただいた。

というわけで私は私のクレイジーさを素直に受け入れる覚悟を決めた。
仕事としてnoteを続ける気持ちは持てないけれど、未来の私が迷った時のための覚書として残そうと思う。

素晴らしいイベントを開催してくれた
SUNABACOの皆様、ありがとうございました!

いつも相談に乗ってくれ、
今回も温かいアドバイスをくれた
しゃおり先生ありがとう!

最後に、お忙しい中で真面目にお話しを聞いていただき、鋭いけれど、温かい言葉でモヤモヤを晴らしてくださった猫山課長ありがとうございました!


多分この記事を読んでくれるのはSUNABACO関係者だと思うけれど…
SUNABACOについてはこちら

猫山課長のnote

しゃおり先生のtwitter

サニーサイドファームのtwitter



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?