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【子育て】『文様えほん』【図書室】

知らないことを知ると世界が広がります。

普段様々な「模様」や「マーク」、「記号」なんかを目にしながら私たちは生活していますが、『文様えほん』には、古今東西、300種の文様が納められています。
よく見かける青海波や市松などの和柄や着物の柄、墓石の家紋、さらには世界の文様まで、わかりやすく紹介されています。

一つのモチーフが、その土地その土地によって変化していく「文様の旅」など、
知っていそうで意外と知らないことが満載です。
「文様」を切り口に、美術、歴史、地理、古文、さまざまな分野に知的好奇心がひろがる、
楽しい「文様入門えほん」です。

『鬼滅の刃』の影響からか、わが子たちも和柄に少し興味をもっていたので一緒に本を眺めてみました。
「模様」と「紋様」、そして「文様」の違いなんて考えたこともありませんでしたが、言葉が違えば捉えていることが違います。
児童書のコーナーにあったのですが、大人も知らないことが満載でした。

日常生活の中に溶け込んでいて、ちゃんと(意識して)見ていないだけで、「文様」のようなもの、伝統的なものは身近なところで生きています。
日本のものだけでなく、北欧やアフリカなど世界の文様も絵でうまく表現されていて、モチーフを比べるのも面白かったです。
美術館や博物館など、特別などこかに行かなくても、面白いものが目の前にあることを改めて知らされました。

これから、着るものや日用品、建物、器や刺しゅうなどを見る目が変わりそうです。


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