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医療業界は「怒り」の無法地帯


上記のTweetに思いの外反響があったので、「Nラジ」で深堀りしてみました。

医療現場が「怒りの無法地帯」になる本質的な理由として、Nバクが考えるポイントは3つ。

①弱肉強食のヒエラルキーがあまりにも明確であること
②第三者の目に触れない閉鎖空間のバリエーションが多すぎること
③世のため人のために自分を犠牲にする人たちが多数派の業界であること

-Nバク調べ-

強いものが弱い物を攻撃することに誰も違和感を覚えず、隠れて攻撃できるタイミングや空間がたくさんあり、理不尽な怒りに触れても我慢することが癖づいている医療従事者たちは、今日もどこかで「イライラ」をぶつけ合い、互いを潰し合っています。

結局のところ、こういう問題は個人の努力だけでは改善しないし、組織がトップダウンで明日から対策できるものでもありません。

組織の文化を作っていくのは個人の考え方や振る舞いの積み重ねであり、当然のことながら組織の理念やビジョンがスタッフに浸透し、上層部が旗をふり続けることも重要です。

この相互作用で「良い環境」は作られていくはずだと考えるので、Nバクは「組織と個人」両方にアクセスできる存在でいたいと常々考えながらSNSでの発信に精を出し、講演や執筆に勤しんでおります。

ぜひとも応援よろしくお願いします。


ちゃんと怒れる人は信頼できる


Nラジで語ったことのあとがきとしてここに書き記しておきたいこととしては、私は個人的に「怒り」という感情自体は、どちらかというとその人の本当の欲求や人間らしさが見えるので、否定されるべき感情ではないと思っています。

素直に・正直に怒ったっていいし、人が腹を立てたり苛立ったりすることはむしろ、その感情をなかったことにしてフタをするよりよっぽど健全だというのが私の考えです。

ただ「怒り」というのはあくまで二次的な感情であって、 イライラした感情やブチギレたくなった感情の奥底には
・後輩が危ないことをしているから焦った
・思いが伝わらなくて悲しかった
・期待通りの結果にならなくて悔しかった
こういう一次感情が潜んでいるので、 きちんと一次感情と向き合い見つけにいくことが何より重要だと思います。

怒りという二次感情に任せてガオガオとわめいてしまうとただの野蛮で面倒な人になってしまい、誰も一次感情を理解してくれないし、むしろ怒っている本人もなぜ自分が苛立ってるのかよくわからなくなってしまう。

なので、
怒ってる人を見つけたらその人の一次感情を見にいく。
自分が「ムカっ!イラっ!」としたら、自分の一次感情を拾いにいく。

これを徹底することで、少しずつ「野放しライオンがガオガオ言っているサファリパークの肉食エリア」から、もう少し安心で安全な職場環境を作っていけるんじゃないかと、
そんなことを考えております。

Nバク


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