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守りのバックオフィスで働く人に必要なのは攻めの姿勢だと思う話。

こんにちは!仕事が楽しい社会人7年めののんです!

わたしは社会人7年間で3回転職を経験し、今4社目になるのですが、主にバックオフィスでずっとキャリアを歩んできました!

バックオフィスって、部署名はいろいろかもしれないけれど、どの会社にも絶対ある役割だと思います。
とはいえ、実際に何をしてるかってあんまり他部署からしたら、よくわからないことも多いかと。

今私が担当している総務業務は、郵便届けたり、オフィスの庶務をしてくれる人、くらいに思ってる人も多いかもしれません。

だから、今日は7年間色んなバックオフィスの役割を転々としているわたしがバックオフィスってどんな人たちがいて、どんな力が必要なのかを自分なりにお伝えできればと思います。

バックオフィスって、何が面白いの?

私、高校のころ運動部のマネージャーやってたんですが、よく何が面白い位の?と聞かれていました。
マネージャーって何が楽しいの?って。そして、今、総務やっててもよく聞かれます。

まあそう思う気持ちも、もちろんわかります。笑

面白くないと思われる要因はいろいろあると思ってて、

まず、短期的な成果が出ないこと
不都合がない状態や周りに気づかれる前に環境を整備できていることが、最適な状態なので、目に見えて成果が出ることもなければ、前年対比2倍!等の数値でも表しにくい。
わかりやすく達成感を得られる仕事では間違いなくないので、そういう観点で成長を感じる人とか、やりがいを感じる人には確かに不向きかもしれないです。

あとは、ルールや規則などの細かい話が多いこと
守りの分野、とはよく言ったもので、どうしても大きな変化を生み出す!というよりは、マイナスがないようなオペレーションを構築するために、ルールや規則で語りがちなので、それも面白くないと思われる原因なんだと思います。

他にも自分が稼いでいるという実感がないことも上げられるかなと思います。
自分の給料は、同じ会社のカウンターパートの人が稼いできてくれてるわけなので、まあ時には申し訳なくなることもあるかもしれません。

他にもいろいろありそうですが、他の職種からは内勤って楽そうで良いなとか、大きなミスしても結局社内だから良いよねとか思われてることもあるだろうと思います。

そこまで言うのに、なぜ私は、バックオフィスが面白いっていうのか、少しお話させてください。

仕事のつながりがわかると、楽しくなる。

高校の頃、サッカー部のマネージャー業務をしていた時も、水を入れたり、ユニフォームをたたんだり、グランドの整備をする仕事が好きだったわけでは決してなくて(そんな人いないですよね。)
自分の部活が試合に勝つことが嬉しいし、部員が活躍してるのを見られるのが楽しいわけで。

仕事も一緒で、一つ一つの事務作業が好きなわけでは決してないけれど、この作業ひとつが何に繋がってて、誰の役に立ってて、会社にとって必要かという視点で見た時に、わたしにできることを一つ一つやろうというそれだけかなと思います。

わたし、自分のことならきっと適当になります(はいO型です)
けれど、それが自分の大好きな会社や、同僚や、先輩たちに関わると思うと頑張れる。そんな単純なことだと思います。

ただ、私のような考え方が正しいとか偉いとか言うわけではなくて、これっは本当に向き不向きだと思っていて、自分で目に見える成果をあげていくよりも、周りが活躍しているところを見るのが嬉しいという性格なだけなんだと思います。

そんな視点で取り組める人が、進んでバックオフィスやったら向いてるよね、と思うくらいのことで、そしてそんな人がバックオフィスにいるとほんと助かるよね、という話です。

バックオフィスで働く上で大事にしてること。

そんなわたしがバックオフィスで大事にしてることは受け身にならないこと。

マネージャー業務や、バックオフィス業務って、半歩下がってついていく的なイメージがあるかもしれないのですが、わたしは、それ、全くイケてないと思っていて。

どこまでこちらから主体的に働きかけるか、だし、そしてみんなに気づかれる前にやり遂げるかだと思います。

よく守りの部署とは言われますが、そんなバックオフィスに必要なスキルは、むしろ攻めの姿勢ばっかりだと思っています。

全くMECEでもなければ整理された論点でもないのですが、私が大事にしていることは「情報収集力」「伝える力」「責任感」あたりかなと思っています。

必要なのは攻めの姿勢

そもそもバックオフィスとか、管理部門とか、コーポレートとか、いろんな名前がつきますが、役割はたくさんあると思います。

人事系(採用・労務・教育・企画)、経理系(経理、財務)、法務、情シス、あとは総務(庶務)とか。

それぞれ突き詰めると、国家資格があるくらい専門的な職業だけど、実際は会社の規模や戦略により、一人がいろいろ兼務しているケースのほうが多いのではと。(そう、組み合わせは無限大、、、!!!)

そして、個社ごとに置かれた状況に適応するために生まれたフルスタックバックオフィスは結構いるのではと思います。笑 (わたしもそうかな…苦笑

ベンチャー〜中小企業くらいの規模感の会社では、与えられた役割を担う中で、自分に必要な知識を把握し、キャッチアップしながら業務をこなしている人が多いと思う。自分以外やる人がいない…!という状況に置かれ、自分がやりたいとかやりたくないとか関係なく、そのとき必要な知識を身につけた結果だと思ってて。

だからひとつめは「情報収集力」と思います。

その1.情報収集力。

バックオフィスの人はGoogle先生と仲良しです。

社内外の人からの問い合わせでわからないことがあれば必死で調べるし、その結果いろんな知識を身につけることができます。

最初っからわからない、知らないって答えてしまうと、自分の仕事が進まないか、人に押し付けるしかなくなるので、バックオフィスで働くなら、なんとか自分で最適解を探し出す姿勢がある方が楽しんで働けると思います。

そして実際、Google先生でどうにもならないときは、社外の人に助けてもらっちゃえばよいのです。

人事を担当しているときは、何かわからないことがあれば社会保険労務士の先生に聞いていたし、今も法務やっててわからないことは顧問弁護士さんに聞きます。経理の人であれば、公認会計士さんや税理士さんに助けてもらう。

新しいサービスがリリースされたり、法律が改正されたり、キャッチアップすることは日々死ぬほどあります。聞くのを躊躇している方がもったいないので、じゃんじゃん聞こうというスタンスです。(顧問料の範囲で・・)

他にも、業務上の知識だけでなく、社内の状況や、各部署の売り上げ達成状況や、人事異動の情報等、知ってれば知ってるほど前もって動けるからエラーが少なくなる。

アンテナ立てて、いろんなところの情報もってると、あらゆる業務がスムーズで、強いなあって思うので、一つめの攻めのスキルは情報収集力です。

その2.伝える力。

そうやって自分や自社に足りないものをキャッチアップしたら、次は、ステークホルダーにわかりやすく伝える。

これが、地味で、そして地道で、とても難しいことだと痛感しています‥

バックオフィスからしたお客様って往々にして社内の人たちなことが多いので、勝手知ったる仲ではあるけれど、だからこそ、継続的なコミュニケーションが必要なわけで。

例えば新しい施策やルールを決めるときには、自社にとってどういう意味があるかを説明して、オペレーションに落とし込み、ミスなく回して会社をレベルアップさせる。

時には社内の人の無茶な依頼を断ったり、ミスを指摘して直してもらったり、期日に間に合ってない人を急かしたり、、、

時には上司を巻き込んで、時にはあえて会議の場で、時には飲みの場で、等、情報だけでなくどんな場面が適切か、というのも大事だと最近は思っています。

すぐに成果が出るわけじゃないし、丁寧に社内の人に対応すればするほど、細かい耳に入れたくない意見にも触れることになるけれど、信念をもってコツコツ積み重ねてると、中長期的に見た時に、あなたがいてくれてよかったなって思ってもらえるんだと信じております‥

その3.やりきる力

そして何より大事なのは放り出さずに最後までやりきる力だと思う。

バックオフィスがミスると、影響範囲が広い。
もちろん社内に迷惑かけるのは、心苦しいし、そのせいで営業さんがお客様に謝らないといけないことになる、なんてことを起こした日には、落ち込む人も多いはず。
自分が謝れば終わり、自分が残業すればいっか、だけで済むことが少ないのもバックオフィスじゃないかなと思います。

社内の揉め事に巻き込まれることも多いけど、全部自分ごと化して、落ちたボール拾いまくって、適正な状態になったことを見届けるまでは枠を超えてやりきる。

そうやって、どこまで本当の意味で、相手の役に立てるか。を突き詰めながら業務に取り組む。

その場しのぎで、相手の顔色を伺って便利屋さんになることがバックオフィスの仕事じゃない。

会社や相手のことを本気で考えた時に、その場では厳しいことをいったり自分の仕事じゃないことも手伝ったり、時には嫌われたりしながらやりきる人って間違いなく信頼できるし、そんな人にバックオフィスしてほしいと思う、というわけで最後はやりきる力。

守りのバックオフィスで大事なのは攻めの姿勢

情報収集も、伝える力も、やりきる力も、受け身だと身につかない。

言われたことやりますよーってスタンスな人はすぐにAIや自動化の波に飲み込まれと思うし、自戒を込めてここまで述べた姿勢は、これからも大事にしたいと思いました。

攻めの姿勢で得られるバックオフィスの面白さ

そんな攻めの姿勢を貫きながら仕事してると楽しいことがたくさんあります。

例えば、情報収集のために、他社事例死ぬほど調べるから、業界問わず業務フローやツールに詳しくなる!

社内の人がどんな仕事してるかもキャッチアップするから、いろんな職種理解も深まる。

いろんなマネージャーと関わるから、それぞれの良いところや苦手なところが知れる。

パワポや落とし込みの資料を良く作るので資料作成のスキルが上がる。

社内向けの発信も多く、いつも反応しない人にどう読ませようかと悩むので、文章力も鍛えられる。笑

改めてなぜ自社がこういう組織なのか等、マクロな視点で考える機会が多々ある。

幅広い社内のプロジェクトに携わる機会が多く、業務の幅が広がる。

なにより、仲間に直接感謝される機会がダントツに多い。

さいごに。

わたしが今まで経験あるのが人事や総務や情シス周りなのでバックオフィスと言いつつ、全然違うよって思う人もいるかもしれないですが。

けど、どうかみなさん、同じ会社のバックオフィスの人の仕事を今日わたしがお伝えした視点で見てみてください、いろんな会社のいろんな場所で責任感持って頑張ってる人たちの姿が見えると思う。

そして、いろんな場所で頑張ってるバックオフィスのみなさん、私たち、会社を守る役割だけど、あくまでそれは相対的な話で、仕事に対する姿勢は攻めに行こうと思うくらいでよいと思っています。

サッカーのDFは攻めないの?ゴール前に張り付いてるだけが仕事なの?という考え方で、今日も果敢にサイドを駆け上がろうと思います。

少なくとも、私は、戦闘能力高めなバックオフィスを目指して、明日からも社内で奮闘してきます。

よし!ではまた〜!


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