岩手県滝沢市の市長とパネルディスカッションしてきた話
こんにちは、のびすけです。
岩手県滝沢市の市長とパネルディスカッションしてきた話です。
よくありそうなパネルディスカッションかと思いきや殴り合いというか一方的に殴る会になったので割と異色な場の記録です。
正確にいうと滝沢市長と話す会に呼んでいただいてパネラー参加してきました。
僕だけではなく滝沢市にゆかりのある若者と市長で話しましょうという会です。(僕単独感あるサムネですみません)
■ 二階級特進した岩手の村(元)
滝沢市ってどこだって話ですが、10年前くらいに村から市に二階級特進(殉職したわけではないですが)した岩手の自治体です。当時は日本最大の村とされてました。
僕の母校の岩手県立大学がある場所で、当時僕も住んでいました。
場所は盛岡の隣で東京と埼玉のような位置と依存関係な気がしています。
これだけいうともっと訴求ポイントあるだろってマサカリがくるかもなのでスイカやりんごが有名ですと言っておきます。(本題ではない)
■ 滝沢市長と"かだる"会
そんな滝沢市の市長と"かだる"というイベントでした。
岩手県立大学時代の滝沢市の行政の人たちとのつながりで呼んで頂いて参加の運びに。ちなみに僕の写真は10年前くらいの写真を冗談半分で送ったら採用されたという感じです。
若者の定義は怪しいですがまだ若者ということにしておきましょう。
滝沢市長に言いたいこと言っていいよ!とお誘い頂いた感じで、"滝沢市長 vs 僕ら" みたいなイベントでした。
現 滝沢市長 武田さん
少し前に滝沢市長とはお会いする機会があって話をしましたが、物腰柔らかい印象でした。
事前にお会いした際には「当日は殴り合いましょうね!☆」と挨拶しておきました。
さて、どういう回になるのか……
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■ 着地ポイント不明、命綱無しのバンジージャンプ状態でスタート
こういうイベントって大体言いたいこととかメッセージがあってスタートするケースが多いですが、マジで決まりなく「なんとなく話せば良いから」といった指示でスタートしました笑
良くも悪くも中々すごい勢いです。
テーマ詳細は覚えてないですが、大枠はもっと滝沢盛り上げたいって感じの話題です。
会場からもコメントもらうスタイルで割とワイガヤ
さて、会がどうなるのか…って感じでしたが、Slidoでリアルタイムに会場からコメントを受けつつの会場みんなで参戦するという割と先進的なスタイルでした。
会場のコメントが無いとしらけてしまう諸刃の剣なやつですが、割と盛り上がった印象です。
会場のみんなが面白がって投稿する雰囲気を作ってくれて感謝です。
会場参加者は思っていた以上に多く、大学関係、行政関係、民間企業、地元が滝沢の人などバランスよく参加してた印象です。
圧倒的MVPのパネラー
岩手県立大学の出身で、新卒サイバーエージェントのエンジニアで最若手な浅沼くん。NHK盛岡キャスターの中條さん。この2人がパネラーだけど進行と話の論点をうまいことまとめてくれた印象でした。(個人感想)
■ 「カッコいい大人がいない」問題
見出しにこれを入れると突かれそうですが、ざっくりいうとここが論点になった感じです。
(論点見つかってよかったよ)
地方自治体どこでも言ってそうな話題ですが、「若者の人口流出 -> なんで東京に行くのか -> 職が無い -> 地域の魅力を発信せねば」まではテンプレですよね。
一応そういう会話があった後に「地域の魅力発信したところで東京に行っちゃうよね?」が論点に。特にWeb業界とかだとそうなりがちです。
「カッコいい大人を見たい」
一番若手の浅沼くんの発言に会場みんなシビレていた気がします。
カッコいい大人はいるらしい
「滝沢市にカッコいい大人いないんじゃないの?」と滝沢市長が殴られている状態ですが、滝沢市長はカッコいい大人はいるという主張でした。
たぶん僕もそんな気はしていて、いないことは無いと思うし市役所で働いている職員の方々のかっこよさを感じる面もあったりします。
ただ、それはみんなに届いてないよねというのが会場の総意だった気がしています。
市役所に遊びに来てほしいといった市長の話もありましたが、それはだいぶ受け身だし学生が市役所に遊びにはいかないですよね。
受け身じゃだめっすよ ってところをつついてました。
発信しましょう
つまり発信もっとしていってよって話だし、自分たちが発信苦手だと思うなら今日この場に来ている人たちに頼るとかでも良いんだろうなと思ったりしました。
中條さんを滝沢観光大使にしましょうみたいな話題も出てましたね。
リアルタイムに参加者が色々なコメントをくれて、滝沢を良くしたい、盛り上げたいって人がこんなにいるんだなと割と感動していました。
滝沢市長を殴りまくってましたが、何か、なんでもいいので"この場から出ている意見で"何かをやりましょうって言って欲しかったですね。
noteでぜひみたいなコメントが何件かあったので、「note公式アカウント作って発信します」みたいな前向きな発言が市長から欲しかった… ですね。笑
↓終盤で、会がちゃんとオチたコメント。
市長が色々と考えていて、やれてない理由みたいな話もしてましたが、それに対してのコメント。これよかったですね。
■ 終わってみて、どうだったのか。
この会がやって意味あったか無かったかはここから次第って感じです。
終わってすぐくらいの感想として、あんまり意味なかったと思ってましたし、今のままだとそのままだろうなぁといった印象でした。
これもアクション次第で何もなければそれで終わってしまう気がしています。この場に限らずそういうもんなのかなと思っています。
「こういう場が出来たこと自体が価値」という捉え方
僕は割と期待せずにーって感じのスタンスになっていってしまったので。この会の後のお酒の席で「まぁどうなんでしょうねぇ」みたいな発言してた気がしますが、とある参加者が「まぁでもこういう場が出来たってことが一歩ですよね」みたいな発言をしていて大人だなというか考えさせられました。
行政の人たちもみんな良くしたいと思っているのは確かなんだけど、何も変わらないってみんなが思う現象。世の中のスピード感に触れている民間企業だったり(Web界隈だと更に早い)の人たちからすると何もしてないようにも見えてしまうという。そういう状態なんでしょうね。
そう考えるとこういった感覚を持った人たちが集まって行政の人たちと共に議論出来たってのはすごい進捗な気もしています。
色々なコメントも出て、矢面に立つ感じになりそうな場に市長が出てきてくれたのは確かにすごいことだなと思ったりもしました。
この後、何かに繋げられるかっていう動きは行政だけではない
僕らも考えないとねって話。たぶん何かに繋がるかどうかは行政だけが主体ではないはずで、ここから何か動けるかという問いは参加者にも言える話かなと思います。
今回、会の記録としてグラレコをしてくれた滝沢市出身で小学校教員のS村さんと出逢いましたが、そんなところを意識してここでのつながりから「所沢の小学校訪問」してきました。
僕も教育業界ということで最近の小学校の取り組みなどが気になり「小学校見学いかせてくださいー」と軽いノリで話をしたのですが、なんと実現してきたので何かに繋がる一歩には出来たのかなと思っています。
(…この時の話は別途筆がノった時に書いていきます。)
という感じでこの記事を見た参加者の誰かが何かアクション起こせるといいなと思いつつ締めておきます。
岩手がアツい かも
先日、農林水産省で話をしてくるという機会をもらいましたが、これも実は岩手つながりで発生しました。僕の周りが岩手な人が多いってだけ説はありますが、今回の滝沢の取り組みといい、岩手がアツいですね。
……そして最後に、全然関係ないですが、事後アンケートでのびすけさんが盛り上げ貢献してたってコメントがあって嬉しかったです :)
また開催されるといいですねぇ〜〜
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