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ソウルメイトの見分け方

こんにちは。今日の写真は休暇で行ったメキシコのホテルのプールサイドでのもの。規制緩和は始まっていますが、こんな風に常夏の国へ自由に行けるようになって欲しいです…。

ちょっと今回はいつもと違った感じで、恥ずかしながら自分自身の恋愛経験を語ろうかなと思っています。国際結婚を夢見る人の参考になるかもと思っています。

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"Wow, you are like my soul mate."                        この言葉を言われた時、私たちの関係は本物になった気がする。

あの頃の私は、何もなかった。仕事を辞めて日本を飛び出し、長期留学で貯金を切り崩す学生生活。英語力もままならず、とにかく必死で勉強する日々。自分が何になるのか、どこに行くのか、何も見えていなかった。ただ、英語さえ習得すれば世界のどこかに自分が自分らしくいられる場所があるはずだと信じていた日本人に過ぎなかった。

あの頃の彼にも、何もなかった。日本での仕事を辞めてカナダに戻ってきて、ただただ貯金を切り崩す日々。友達の家に居候をして、パラサイトな生活をしていた。何になりたいのか、何がしたいのか分からずに、ただ日々をやり過ごしていた。ただ、自分の好きなことをしていきたいと夢に見ながら生きていたカナダ人に過ぎなかった。

そんな希望と夢以外は何もない私たちが出会って、付き合い始めて間も無く、ある日彼が私に言ってくれたのが冒頭の言葉だった。

私が思うところのソウルメイトとは、、、

1:前世で出会った事があるような気がするくらい、初めて会ったとは思えないような一緒にいて居心地の良い人 = Familiarity / Comfort

2:一緒にいる事で互いを高め合えて、良いエネルギーを与え合える人 = Good vibe / Stimulation

3:ちゃんと話し合いができて、意見をくれて、人として成長させてくれる機会をくれる人 = Mentor / Good listener

4:一緒にいないと不自然なくらい同じ空間にいる事が当たり前に思えて、自分の一部じゃないかと思えるくらいの人 = Similarity / Other half

5:この人がいると人生が豊かになると思わせてくれる人= Enriching / Loving

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日本にいた頃、続くと思ってた恋愛はことごとく終わりを遂げた。結婚しない限り別れてしまうのだから当たり前だ。それでも恋愛体質で断り下手な為に、新しい恋愛を始めては終わりを告げる事を繰り返していた。

ある日、「どうせ終わるなら、始めることもない」という結論に至って、恋愛をせずに自分の夢を追うと決めた時があった。正直、それくらい、恋愛に、そして恋愛に溺れる自分に絶望していた

昔から、外見のイメージで性格を勝手に想像される事が多かった。よく言われてきた言葉は、「女の子らしいよね」「お嬢様系だよね」「モテるでしょう?」「モデルとかやってた?」。自分で言うのもだけど、両親のおかげで外見には恵まれて生まれてきた。

ただ、実際は「興味がある事は男っぽいものばかり」で「アウトローな事に引かれがち」で、男友達には「見た目は女だけど、中身はおっさんだな」と言われ、女友達からは「ある意味、男の子のドリームクラッシャーだよね」と言われる始末だった。

外見上、一目惚れをされる事は結構あった。そして、決まって外見だけを見て好きになってくれた人は、外見から想像した性格であると信じて疑わずに凄い勢いでアプローチしてきた。実際の私は違うんだと何度説明しても聞く耳を持たないと言った感じで諦めも悪かった。

意外に押しに弱いから、結局付き合う事になった人は何人かいたけど、実際に彼らが想像していた私像と違った途端にポイっとされてきた。「だから言ったじゃん」と何度思ってきたことか。。。

1人の人間としては男っぽい思考があるのに、一方で彼女としては異常な寂しがり屋が発動してしまうタチの悪いタイプでもあった。毎日連絡したいし、毎日でも会いたいと思う。そう、いわゆる「面倒臭い女」や「重い女」と言われるタイプだ。

恋愛経験を通して学んだ事は↓

多くの男性はハンターで盛り上がるのは弊害がある時ばかり

*外見で判断してアプローチしてくる男性は落とすまでが恋愛

*最初は毎日でも会いたいとか言うのに、実際に毎日会おうとすると何か理由をつけて会ってくれない

結局、愛情なんて賞味期限があって、皆んないつかは食べたくなくなっちゃうんだってこと・・・

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そんな恋愛教訓を元に、異常な寂しがり屋と甘えん坊が相まって重い女のままだった私は、自分の愛情を100%受け止められる人はこの世にいないと思い続けていた。

特に日本人男性は時間や優しさを与える余裕がない人が多かった。仕事の拘束時間が異常に長くて、ストレスや疲れも溜まっているのだから仕方ない事だけど、彼氏としては私を満たしてくれなかった。

100%受け止めてくれないのが分かっていたからこそ、自分のエネルギーと時間を分散させる為に友達との時間や趣味や習い事に時間を使っていたら「僕がいなくても平気なんだね」と言われてしまった事も何度かある。

そして、途方に暮れた。恋愛をすればするほど、冷めていく自分がいた。「幸せにして欲しい」とか「幸せにしたい」とか言うけど、結局幸せって何なのか分からなくなっていった

そんな私にとって、彼はありのままで人を好きになっても良いのだと思わせてくれた初めての人だった。

あれから、長い月日を経て。。。

何もなかった私たちは少しずつ成長していって、何とか思い描いた生活をすることができている。沢山の事を一緒に乗り越えて、経験して、分かち合って、ここまで来た。

男と女、理系と文系の違いに加えて、カナダと日本で生まれ育った環境も文化も違うからこそ衝突も多い。物が飛び交う喧嘩も沢山してきた。何度となくスーツケースを荷造りして「離婚して日本に帰国する」と泣き喚いたり、友達に仲裁されてきた事か。

それでも、心の奥底で「この人の事は絶対に嫌いになれない」と言うのが分かっていた。それは、自己愛が強い似た者同士の2人が、互いの中に普遍的な類似性を見出しているからだと思う。相手を否定する事は自分を否定する事と同じと言う感覚だ。

今でも私達には周りには驚かれる毎日している習慣がいくつかある。毎朝、起きてキスをして、それからハグを10秒する。これは1日の始まりを快適にするのに最高の魔法だ。

そして、毎晩寝る前にマッサージをしあって、「I love you」と「Thank you」と言い合ってから眠りにつく。これは万が一寝ている間にどちらかが息が絶えてしまった時に、最期の言葉はこの2つにしたいと思う私の提案で始まった習慣で彼は同意してくれた。

どんなに喧嘩をしても同日に仲直りをすると言うのも付き合っていた時と変わらないルールだ。だから時々すごく怒っているのに寝る前には彼を呼んで私はこう言う「You are going to regret if you don't tell me what you are supposed to tell me every day」。全くもって面倒臭い女だ。。。

こんな面倒で重たい愛情を受け止められる人は、この世界に彼以外いないだろうと日々思うと同時に、彼が毎日を豊かにしてくれていると感じる。と言う訳で、今日の一言は↓

"My life would have been totally different without you. I could get to this point because of you.  That is why...after all the years, I know you are my true soulmate."

*今日の1曲:I need to be in love by The Carpenters  王道の名曲



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