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ホテルニューオータニで感じる、日本の美しい春の訪れ。


皆さんこんにちは。

先日、赤坂見附に用事があったので、
ホテルニューオータニへ寄りました♫

毎回行く度に、とても安心感があり、どこか来る度に、帰ってきたと思えるような温かい空気のホテルですよね♪
(烏滸がましいですがお許しください…)

本館ロビーは、今月も草月流による堂々たる季節のお花が迎えてくれました。

3月末の休日という事もあり、卒業式や歓送迎会で集う方々、お日柄も良かったので結婚式に参列される方などで、いつにも増して華やかで活気のある館内でした。

晴れの日を迎える方、そしてその周りの方々の嬉しそうな笑顔や、緊張しているような、ホッとしているような、少し照れ臭いような表情等を見ながら、私は学校教育が始まった幼稚園の頃から大学卒業までの行事ごとを懐かしく思い出していました。

節目節目では、毎回家族がお祝いしてくれたなぁと。マイペースな父は行事が終わるとどこかへふらっと休憩しに行ってしまい、弟はいつも姉の写真撮影に付き合わされ、母は色んな方に挨拶をしたり別れを惜しんだり、学校から貰う記念品などの袋を両手に父を探しに行き…笑。 

そんなバタバタな我が家でしたが、いつも綺麗にして保護者会や授業参観、行事に来てくれる事が恥ずかしい気持ちもありながら、とても嬉しかったのを思い出しました☺️。
ありがとうございましたです。。♡

ゆったりと時間の流れるガーデンラウンジが、
そのように回想させてくれたのでした。

心地良いピアノの生演奏を聞いていると、
滝廉太郎さん作曲『花』春のうららの隅田川
が流れてきたのです。

久しぶりに聞きました。
春のうららの隅田川。

優しく透明感のあるピアノの旋律に思わず、日本の春の情緒溢れる美しさに涙が出そうになりました。

↑Jazzピアノバージョン

↓合唱バージョン


『花』が歌曲集『四季』の第1曲として刊行されたのは1900年、明治時代に作られたのですね。。

春のうららの 隅田川
のぼりくだりの 船人が
櫂(かい)のしづくも 花と散る
ながめを何に たとふべき

見ずやあけぼの 露(つゆ)浴びて
われにもの言ふ 桜木(さくらぎ)を
見ずや夕ぐれ 手をのべて
われさしまねく 青柳(あおやぎ)を

錦おりなす 長堤(ちょうてい)に
暮るればのぼる おぼろ月
げに一刻も 千金の
ながめを何に たと
作詞:瀧 廉太郎
作曲:武島 羽衣
春、晴れ渡って穏やかな日差しが注ぐ
のどかな日の隅田川

川をのぼったりくだったりする船の船頭たちの手にしている櫂のしずくまでが 
花びらのように飛び散っている

このすばらしい眺めを、
何にたとえることができるだろうか
(いや、何にもたとえられないほど美しい)
 

あなたはまだ見てないの?
(いや、見てごらんなさいよ)
明け方に朝露を浴びて
語りかけてくるような桜の木を
あなたはまだ見てないの?
(いや、見てごらんなさいよ)
夕暮れの頃 手を伸ばして
招いてくるような 青々とした柳の木を

明治時代の長閑でやわらかな春の風景が、短歌のような短い歌詞だけで浮かんできます。
改めて、本当に素敵な歌です。

曇り空でしたが、ガーデンラウンジから眺める
夕暮れの日本庭園です。

母はホテル内のアーケードにあるショップ、瑞宝堂さんでトキメク素敵なワンピースに出会いお買い物していました♡

瑞宝堂のお店の方、まぁなんと親切で丁寧なのでしょう。見習うべき上品な日本語に聞き惚れ、ずっとお話していたくなるほどでした。

今度はワンピースを着てお店に伺おうと思います♪


紀尾井町ガーデンテラスの桜。

紀尾井町も桜が満開間近。
とても心が満たされる春のひと時を過ごす事が
できました✨

春の、ほんの短い期間しか楽しむことの出来ない儚い桜ですが、読んで下さる皆様も良い春の訪れを感じる事が出来ますよう願っております🌸。

最後までお読み頂きありがとうございました。

Mayuko.

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