見出し画像

円満な関係が続く夫婦(カップル)のコミュニケーションのコツとは

夫婦の関係は、円満な時もあれば、喧嘩やギスギスする時もあります。

夫婦で同じようなパターンで喧嘩を繰り返している場合、二人の間で何らかのズレが生じています。

考え方なのか、言い方の問題なのか。

まずは、その原因を話し合うことが大切です。

よくあるのが、
「もう相手は変わらないから話しても無駄だ」
「疲れているから話したくない」
「喧嘩になるから面倒くさい」

など、話し合いを回避することです。これは危険です。特に男性は面倒くさがる傾向にあります。
しかし、その結果、ズレはジワジワと水面下で大きくなり、お互いの不満は溜まり、最終的には離婚となってしまいます。

つぎに、話し合う時に喧嘩にならないようにするポイントですが、

精神的な成熟度を表す指標として、【自己分化】という概念があります。

「自己分化」とは、家族の心理セラピーを研究していたボーエン.Mが定義した概念です。

個人の「知性」と「感情」のバランスが取れていて、調和している状態のことを指します。

自己分化ができていれば(=自己分化度が高い)、知性と感情の両方のバランスが取れた状態で、感情と知性、それぞれを豊かに発展させることができ、豊かな感情を持ちながら感情コントロールも上手く、物事を冷静に判断することができます。パートナーへの接し方なども安定すると言われます。

一方で、自己分化ができていないと(自己分化度が低い)、過度に感情的、あるいは過度に知性的になってしまいます(例、ヒステリックな人は自己と感情が融合してしまい分化ができていないため、冷静な話し合いができない。)

つまり、感情的過ぎて冷静に分析できないパターンや、逆に論理的過ぎて正論だけで感情に寄り添えないことも、どちらも精神的な成熟度合いが低いということです。

話し合いを上手く進めるには、

日頃、自分は感情的過ぎると意識している人(一般的には女性に多いとされていますが‥)は、自分の感情を少し押さえて、相手の論理に耳を傾けるべきです。

逆に、自分は論理的過ぎると意識している人(一般的には男性に多い傾向にある)は、正論だけで考えるのではなく、相手の感情に寄り添うべきです。

「感情」と「知性(論理)」の両方を意識することは、自分の価値観と相手の価値観の両方を尊重するというアサーションの考え方と同じです。自分が変わることで相手にも変化が生まれます。

自己分化度を意識した話し合い、ぜひ取り入れてみてください。ありがとうございました♪




この記事が参加している募集

#スキしてみて

526,955件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?