美しすぎるステンドグラス サント・シャペル
その教会はフランス、パリ、シテ島にあります。火災に見舞われたノートルダム大聖堂があるセーヌ川に浮かぶ島の上です。遺産の焼失、未だに心が痛みますね。
-聖なる礼拝堂-サント・シャペルは13世紀に建設されたゴシック建築の礼拝堂です。尖塔が特徴的。
にょきにょきと生えているガーゴイルも可愛らしい。外からはステンドグラスの色彩はまだ確認できません。
中に入ると‥
大きな万華鏡の中にいるよう。すうっと天井に延びる美しい色彩のステンドグラスに囲まれます。
パリ最古の歴史を持つというステンドグラスです。聖書が描かれています。精巧な造り。外光がステンドグラスを通して堂内を幻想的に照らします。
天井アーチに柱も装飾が施されています。振り返って円形の薔薇窓。こちらは15世紀に再建されたものです。また異なる光を放っています。題材はヨハネの黙示録。
床も可愛らしいタイルが敷かれています。取り囲むステンドグラスと同色調です。
礼拝堂は下層と上層に分かれています。上層は王家の、下層は使用人の為の礼拝堂として使われていたそう。内装デザインの違いを楽しむことができます。
フランス王ルイ9世。彼が収集した聖遺物を納めるために建立されたのがサント・シャペルです。
季節、時間帯によっても光の加減が異なるでしょう‥多彩色が融合された一言では表すことが難しい色彩美。
"パリのセーヌ河岸"一部として世界遺産にも登録されています。美しすぎるステンドグラスを持つサント・シャペル。是非興味のある方は足を運んでみて下さい。
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