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娘に伝える近代史と我が家の歴史

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#メモ

(第3回)日露開戦

その後、日本はなんやかんやで国作りを進めて、
なんやかんやで清国と戦争になって、勝利しました。

その日清戦争の賠償として得た遼東半島に対し、
なぜかロシアがドイツとフランスに呼び掛けて、
「おいコラ日本、遼東半島は清国に返したれや」と口をはさんできます。

勿論「なんで全然カンケーない貴国にそんなこと言われなきゃなんねーんだよ」という話なのですが、まだ日本は丁髷を切って30年弱の貧乏な国であり、

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(第2回)西南戦争前後

圧倒的な危機感に背中を押されて産声をあげた明治政府はバリバリに、
国民も「牛鍋じゃー!ザンギリじゃー!」と、
割とノリノリで近代化を進めますが
幕末の志士たちが政府の高官になって、当初の志が失われてきたことに幻滅した、維新の立役者である西郷隆盛は「俺はこんなことのために幕府を瓦解させたわけじゃないですよ」と陸軍大将のまま故郷鹿児島に帰って隠遁生活を送ります。

幕末「人斬り半次郎」と畏れられた桐野

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(第1回)ペリー来航から神風連まで

井上家の祖、伊三次さんがまだ紀州藩士だった頃の嘉永6年、
ペリーが浦賀にやってきて「お前ら開国してほしいんだけど来年も一回来るからよく考えとけや」と、こうやっていったん帰国します。

翌年、日米和親条約締結。開国の運びとなるんですけど世界はバリバリの帝国主義。清はアヘン戦争でイギリスにボコボコにされ、アジアは欧米列強の植民地支配にありました。江戸幕府と朝廷は焦ります。
「ヤバイなぁ…。このままだと

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