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絵はいつ完成するのか?

 「絵の横道」一回目

01絵のゴールハガキ

<絵と文/もりおゆう>

新しいシリーズ「絵の横道」です。

僕の好きな画家や、絵に関する格言、小話などをご紹介していこうと思っています。絵にまつわる色々な雑談を楽しんで下さいね。
ずっと読んで頂ければあなたの絵画インテリジェンス向上も間違いなし?!一回目は、僕の持論で恐縮ですが…

<絵は人が見る事によって完成する>です。

例えば、僕はこのnoteで「僕の昭和スケッチ」というシリーズを発表しています。それは、仕事ではなくライフワークで描いたもので、実は何年も描いたまま部屋の片隅に眠っていたものでした。訪れる友人がそれを見つけ、「いいね」等と言ってくれましたが、相変わらず「僕の昭和スケッチ」は部屋の片隅に眠っていました。

そして、去年の夏の終わりに僕はたまたまnoteという媒体に出会い、ふと此処で「僕の昭和スケッチ」を発表しようと思い立ったのです。その後、本当に幸いな事にたくさんの人に見て頂けるようになりました。
その事によって眠っていた絵は生きたものになり、さらに新作も増えていきました。こんな嬉しい事があるでしょうか。

むろん、これは絵に限った事ではありません。
音楽も小説も詩も、すべての作品は人に触れて初めて作品となるのです。

では、では、又次回! 

*ヘッダーはPaul Kleeの油彩.

<もりおゆう© この美術エッセイは著作権によって守られています>
(All works are protected by copyright.)


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