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息継ぎが苦しくて距離泳げません!

※ドリル練習などの動きに関しては、Youtubeチャンネル『MyStyle-hbc-』にて解説と合わせて公開しております。そちらも是非ご覧ください。

今回は以前頂いていたお悩みを解決すべく、
解説と練習をして行こうかなと思っております。

今回解決したいお悩みは、
『クロールの息継ぎが苦しくて距離泳げない!』
とのことでした。
『クロールの息継ぎが苦しい』との事なので、
主な原因と思われることが大きく2つ。
①呼吸ができていない。
②姿勢や動きができていない。
ざっくりですが、この二つかなと。

その中の、
①呼吸ができていない。
の部分を今回は解説していくんですが、
その呼吸のなかでも、今回は呼吸の呼の方。
つまり息を吐く方についてお話します。

先ず、一つ確認しておきますが、
息は吐かないと吸えません。
まぁそんなんわぁっとるわ!!って話なんですが、
水の中で、って考えた時ってどうですかね?
息って吐いてますか?我慢してますか?
水の中では息が吸えないので、空気を蓄えようとしがちなんです。
なぜなら空気がなくなるのが怖いから。

泳げないよ!って方が自己流でいきなり泳ごうとするとこうなってしまう事が多いです。
スイミングクラブとかでは、大人子供限らず、
クロールなどの泳ぎを練習する前に、
①顔付けやもぐりなどで、水の中での恐怖心を減らして、
②ボビングなどで水中で息を吐く練習をします。
③そしてさらに浮き身などで吐きすぎないように、吐いてよい空気の量を理解して、調節ができるようにします。
やはり吐きすぎも良くないのでね。
そこまでやってからクロールなどの泳法練習に入ります。

これを練習せずにいきなりクロールを始めちゃって、
水中で息を吐くのを我慢しちゃうと、呼吸の時に息を吸えなかったり、
呼吸自体が大きくなってしまいやすいです。

じゃぁどれくらい吐けばいいのか?ってとこですが。
正直ちょっとだけでいいです!
肺をパンパンにしておくより、少し余裕をもたせるくらいがいいです。
肺いっぱいにしてると姿勢も崩れやすいです。
まぁ具体的にどれくらいにしとくかというと、
普段と同じくらいを目安にしてもらえればと思います。
普段ってのは水中じゃなくて陸で日常生活を送ってる時ね。
その普段はあんまり呼吸を意識してないけど、
吐くのも吸うのもどっちもできると思います。
それぐらいを目標にしましょう。

そして吐くのも一気にでなく、ゆっくり吐いていく事も目標にしましょう。
どれくらい吐くかに合わせて、少しづつ吐いていき、
吐きすぎないように気を付けて、目標まで吐いたら止めるようにして、
いきつぎに繋げていきましょう。

という事で今回は水の中で息を吐く。
という事だけ練習していきましょう!

先ずはボビングという練習から行います。
水中にしゃがみ込むようにして潜り、
立ち上がって息を吸う。
それを繰り返します。
水の中でゆっくり息を吐いていき、
床におしりがつけるくらいを目標にしていきましょう。

次はクロールキックを行います。
呼吸は大体でいいので3秒に一回くらい、
平泳ぎの手で前向いて行いましょう。
この時も水中ではゆっくりと息を吐いて、
息継ぎに繋げていきます。

最後は片手クロールを行います。
呼吸は2回に一回呼吸にして、
息を吐きすぎないようにもここでは気を付けましょう。
勢いよく吐くのでなく、ゆっくり優しく、
無理ない範囲で吐いていきます。

以上で今回の練習以上です。
出来れば、最初に説明をしたように、
①顔付けやもぐりなどで、水の中での恐怖心を減らして、
②ボビングなどで水中で息を吐く練習をし、
③そして浮き身などで吐く空気の量の調節をしていくように練習ができるとベストです。
目標の目安がわかりにくいので、
①は水中で周りをキョロキョロできるくらいの余裕をもてて、
②はお尻が床に付くくらい。
③では壁蹴って進んでいる間だけでもしずまないでできるように、
それくらいを目標にしていきましょう。

また今度、今回の続き、今度は息を吸うタイミングの練習もしていきたいと思います。
ではまた次回。

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