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新米ライターが選ぶ「読んでよかった本」Part1

こんにちは、新米ライターの原です。
突然ですが皆さま、ライターになる人ってどんなイメージがありますか

文章が上手い人でしょうか? それとも、国語力にたけている人?

悲しいことに、私はそのどちらにも当てはまりません(笑)
それでも「ライター」として仕事がしたいと思ったからこそ、たくさんインプットをするようにしています。

ライターとして成長していくために「書くこと」が一番大事なのは間違えありません。たくさん書いて、フィードバックを受けることで、文章の質が高まっていきます

しかし、インプットすることもそれと同じくらい大切だと思っています!
そして、インプットの方法として私が実践しているのが読書です。

本を読むことで、どんな文章が“いい文章”なのかを知識として得ることができるのはもちろん、自分だったら使わない言い回しや知らなかった日本語に触れることができます。これにより、アウトプットの幅が広がり、これまでとは違った表現を使って文章を書けるようになります。

今日は、未経験からライターになった、ひよっこライター・原が独断と偏見で選ぶ「読んでよかった本」をご紹介
ライターを目指している方や、ライティングスキルを伸ばしたいという方は、ぜひ参考にしてください!

読んでよかった本:『取材・執筆・推敲 書く人の教科書』 by 古賀史健

「編著書累計93冊、1100万部越! 世界的ベストセラー『嫌われる勇気』をはじめ数々の名著、ロングセラーを執筆してきたライター・古賀史健が、『取材』『執筆』『推敲』の三部構成・全10章、21万文字、約500ページをかけて『ほんとうの核心』だけを教える、核技術・伝える心得の永久決定版。」

引用元:「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」

500ページって……っと思うかもしれませんが、こんなにも丁寧にライターの仕事についてひもとかれている本はないと思います。
文章を書く方には、ぜひお手に取ってもらいたい1冊です(回し者ではありません)!

この本では、取材はどうやって進めたらいいのか、「執筆」することの本質とは何なのか、自分の文章を「推敲する」とはどういうことなのか、ということが書かれています。

noteを執筆されている方なら、「文章を書きあげる」ということの難しさはご存じだと思います。

自分の「書きたい」という意欲だけを先行させるのではなく、「どうしたら自分の考えが正しくアウトプットできるのか」に重きを置いて文章を作り上げるのは、なかなか骨の折れることです。

この本は、そんな難しさをわかっている筆者だからこそ伝えられるTipsやライターとしてのノウハウを教えてくれます。
まだまだひよっこライターの私にとっては、何度も読み返したい1冊です。

また、この本の中で一番印象的だったのは、執筆のチャプター。

「ライターの本質は、『録音機』であり、『拡声器』であり、『翻訳機』である。口から出た言葉は形を持たない、消えてしまうもの。また、世の中には発信力に乏しい人も大勢いる。ライターは、そんな人タッチのサポートをし、誤解や“伝わらない”を防ぐために、翻訳してあげることがミッションである。」

参照元:「取材・執筆・推敲 書く人の教科書」本文

取材したことをそのまま発信するだけでは、ライターとしての役割は不十分です。
取材を受けてくださった方に代わって、その人の思いや言葉を、わかりやすく・魅力的に発信していくことが、私たちライターがすることだと教えてくれました。

SNSが普及し、誰でも簡単に情報発信ができるようになったからこそ、ライターの役割を全うし、情報の波に埋もれてしまっている魅力を発信していくことに今後も注力していきます!


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