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第五回『ちょっとだけコンテスト』結果発表!


こんばんは みょーです。

お待たせいたしました。『第五回ちょっとだけコンテスト』結果発表の時間です。今回は、特別な企画にしたいという想いから、お題が自由&期間が一ヶ月となりました。あとアイキャッチ画像の文字配置が思ってたより微妙でした(涙)

お題が自由であることで、逆に投稿する内容に迷ってしまった方もいらっしゃると思いますが、一方で募集期間が長いことから参加者は多くなりました。また、一人が複数の投稿をしてもオッケーということで、投稿記事は過去最多となりました。僕の含めたら14個ですって。合ってますか?(二回数え間違いました)


一応、リンクを張っておきます。いつものお約束は無しで。

さて、今回の『ちょっとだけコンテスト』ですが、特別なものにしたい気持ちが強すぎて、感想に気合いを入れ過ぎてしまいました。そのせいで文字数が一万字を超えております。

それでも余すことなく読んでもらいたいので、複数回に分けて投稿しようかと悩みましたが、それはそれで読むのが大変なので一度にまとめることにしました。あしからず


また紹介の順番についてですが、ごく一部を除いてあみだくじで決めています。順位がどうとか、面白さがどうとか、そんな基準で決めていませんので、変に勘ぐらず楽しくいきましょう。なんなら証拠画像を載せてもいいのですが、グランプリのネタバレになるので見せられませんでした。あぶなかった(一回貼りました)


では、前置きはほどほどにして、授賞式へと参ります。参加者は僕を含め11名。そのうち受賞者は僕を除く10名です。受賞できなかった方は次回がんばりましょう。あなたがオンリーワンで最もイケメンです。いやあ照れるなあ!



第五回『ちょっとだけコンテスト』結果発表!


人間味あふれるファンタジーで賞

以前から参加してくださっているのばらさん。今回は『ちょっとだけ困った話』ということで、お題が自由で困っている中、困った話を投稿してくださりました。なんかとんちみたいになった。


今回の記事は、旅先で遭遇した困ったことの話ということで、インドアオブジャパンである僕にとって非現実的なファンタジー作品となっておりました。大真面目に人生で海外に行くこと無いと思う。というか四国は海に囲まれてるから東京も大阪も海外みたいなもんや。はい論破(使い方が違う)

読んでいて思ったのは「やっぱり文化の違いってすごいなあ」という驚き。日本では“店員=サービス”って感じですけど、海外の店員さんは“店員&人間”って感じがします。伝われこの思い。


海外に行くことで新たな文化に触れ、様々なことを知っていく中で、改めて日本の良いところに気づけるという海外旅行の魅力が分かる記事でした。前回の投稿記事も含めて、ハプニングを呼び込むパワーがある人だと勝手に思っていますが、どうでしょうか。さすがに「死神」江戸川コ○ンほどでは無いと思うけど。

終身名誉インドアである僕ですが、実は行ってみたいなと思う国があったりします。行動に移すかどうかは別にして、もし行ったらどんなことが起きるのかなと具体的にイメージする機会をいただきました。ちなみに今行きたいのはラーメン屋です。車で20分の。




湧き上がるユーモアに脱帽で賞

前回グランプリのいまえださんです。キングカピバラ。いやクイーン。略してクピバラ。なんかセクハラの一種みたいになりました。誠に申し訳ございませんでした。

この記事は、いまえださんの故郷でありホームグラウンドの大分県の紹介記事です。大分の魅力をたっぷりと詰め込んだ記事で、『ちょっとだけコンテスト』において初めての形式となります。お題が自由だと、こんな記事も読めるのね。贅沢!


さて、色々なところに触れていくのもいいですが、例のごとく僕が「ここがいい!」と言うより、実際に皆さんの目でいまえださんの熱量を感じていただくのが一番の大分んプレゼンになると思います。僕が紹介すると唐揚げウマウマ記事になる。

そんな理由から、ここでは記事の魅力についてまとめていきます。僕が何よりすごいと思ったのは、いろんな角度から丁寧かつ豊かな表現で大分の素晴らしさを伝えていることです。

細やかな説明と写真を活用し、ユーモアたっぷりに紹介してくださることで、明るく楽しくイメージ出来る&視覚への刺激がフルスロットルです。これが誰にでも出来ることなのか。……ベイビー、答えはNOだ。


とりあえず、いまえださんには速やかに観光大使になっていただくとして、皆さんには「自分が故郷を紹介するとして、ここまで出来るかなあ」と想像していただきたい。なかなか出来ることじゃないと思いませんか?

その上サービスたっぷりな言葉選びもしてくださるなんてね。note全体で見ても、かなり好きな記事です。


インドア星人で旅行したいと思うことがほとんど無い僕ですけども、本気で大分に行ってみたいと感じることが出来ました。出身者に愛されている様子をみると、その土地がいいところなのだろうと想像がつきます。僕はツンデレなので高知は嫌いです。本気で言ってるわけじゃないんだからね!




有言実行のアツさにしびれたぜ賞

複数投稿をしてくださった当方さん。コメントで「何本かやりたい」とおっしゃっていたのですが、なんと三つも投稿してくださりました。有言実行の男。次回は128本投稿待ってます。出来るかあ!


~コンビニTHE FOREVER~である『ちょっとだけケンカした話』。第一回のお題を使ってくれた『ちょっとだけスケベな話』

そして第五回のお題候補だった『ちょっとだけ成長した話』と、豪華なラインナップとなっておりますが、感想は一人につき一つだけと宣言した通り、そんな前提はぶん投げて全部触れていこうと思います。有限不実行。約束を守れない男みょー。


『ちょっとだけケンカした話』は、当方さんがコンビニで店長を務めていた頃のお話で、とんでもねえ逆ギレモンスターと戦った日のことをまとめた冒険譚です。よく生きて戻った……

読んでもらえると分かるのですが、常識を守らないやつは常識的な話をすることが出来なくて、常識的な注意を受けると頭がパンクして非常識なことを言い出すので非常にやっかいです。これが『常』マシンガンだ。真似はしないように。

ここまで自分のことを棚に上げる人間がいるのかと驚いたのですけども、アラフィフ男(当時)が一番やべえやつだということはみんな思っているでしょう。言わないだけで。なあ?


お次は『ちょっとだけスケベな話』です。男が感じるスケベは大体がおバカなのですが、この記事は全然バカじゃありませんでした。へっ

前置きから各エピソードまで、どれも分かりやすくシンプルにまとめられており、ちょっとお高めのお菓子をつまんでいるような感覚で読めました。高すぎないけど贅沢な感じがするお菓子。たぶんチョコパイ。

次に眼鏡を買い換えるときは若い女性店員さんに巡り会いたいです。今年変えたばっかりやけど。


さて、大事なのはここから。三本目の記事となる『ちょっとだけ成長した話』です。このお題には特別な思いがあり、いつか絶対にやるつもりでいました。先陣を切ってくれた当方さんに感謝。

この記事では、ひとつの“気付き”が重要なポイントとなっています。お題、タイトルにふさわしい、ちょっとだけど大きな気付きです。文章の組み立ても良く、じっくりと読ませる力がありました。この記事に込められた熱を感じます。

ここまでの人生を振り返って、これからの人生を変えていく。失敗もあるけど、少しずつ成長していく。その素晴らしさを感じて欲しいと思って考えた『ちょっとだけ成長した話』というお題でしたが、これぞまさにと思わせてくれる記事でした。


またいつか『ちょっとだけ成長した話』コンテストをやると思いますが、僕を含めた皆さんも、この記事をお手本にしてくださいませ。当方さん、貴重な経験を分けていただきありがとうございました。素晴らしかったです。




青春の思い出がエモすぎで賞

蔵さんの『ちょっとだけ部長をクビになったあの頃の話』ということで、ちょっとだけがついちゃうせいでタイトルが長くなっちゃいましたね。

こんな時、分かりやすくて馴染みやすい略し方があると便利です。そんな難題も僕の頭脳を持ってすれば楽勝です。『ちクビの話』でどうでしょうか(マジでごめんなさい)


この記事はタイトルの通り、文芸部の部長をクビ(?)になったお話です。そうなる理由もちゃんとあるのですが、これが実に10代らしいというか、若さに満ちていて面白いです。

客観的に見ると、蔵さんが自ら言う通りアホな理由と思えますが、実際に自分が同じ立場に置かれていたとすると、大変だろうなと想像がつきます。


部長を辞めるように勧められた理由も、あれもこれも全部やってやろうという真面目さ、勤勉さによる疲弊によるものですし、もし適当にサボることが出来るズルさがあれば、こうはなっていないでしょう。

剣道部と文芸部のかけもち。男子6人、女子1人という状況。しかも練習きつくてくさい。それでも食らいついたあげくに部長をクビになる。そりゃ荒れる。でも荒れ方がおもしろすぎる。

蔵さんの文章は所々で読み手を笑わせようとしてくれる軽快さがあります。僕はこういうサービス精神が大好きです。高評価。カルピスのロング缶を浴びるほど飲むの面白すぎる。肌白くなりそう。あと「誰よりも強くなりたい」ってよ。主人公かよ。


さて、ここからは真面目な話をしたいです。

剣道部も文芸部も、好きなことだから始めたはずなのに、色々な要因から徐々に好きじゃなくなっていって、楽しさがわからなくなる。やめたい、やめた方がいいのではと思っても、やめられない。こうした悩みは多くの方も共感しやすいのではないでしょうか。


人間は成長の過程で、スランプというか壁にぶつかって憂鬱になる時期が必ずあるそうです。しかし、それは成長している証であり、自分に伸びしろがある証拠なのです。

でも実際にやっている身、特に中高生くらいで気づく、割り切るのは難しいことです。こうした葛藤を乗り越えるには、正面から壁にぶつかる以外の選択が必要だったりします。

蔵さんの場合、同級生の輪に突撃するという行動でした。その少しの変化だけ、ひとつの悩み、ひとつの壁が消えるだけで、他のことが上手くいくという経験は誰にでもあると思います。それが実感できる話で面白いです。


若々しく、瑞々しいエピソードで、初めて見るのに懐かしいような不思議な感覚になりました。あの頃のがむしゃらで痛々しい気持ちを思い出すことが出来ました。惜しみない拍手を送りたい。あとカルピス飲みたい。




アイデアとスケールにワクワクで賞

実体験を記事にする方が多い中、ついに100%創作記事を投稿していただくことが出来ました!おめでたい!しかしどうやって感想を伝えるべきかわからない!変なこと言いそうで怖い!

このショートショートは、天使が死にかけの人達に向けた観光案内するというもの。見て回るのは、なんと天国。スケールがでかいぜ。


僕はショートショートに挑戦したことが、ほぼないのですが、海風さんの作品を見ていると想像力が大事なんだなあと気づかせてもらえます。

「天国はどんな場所だろう」と考えを深め、浮かんだアイデアをコツコツと積み重ねていったのかな、と勝手に創作の流れをイメージしました。お話のバランスなど、勉強になるところも多かったです。


読んでいて「こりゃ帰りたくなくなるわ」ってなりました。この感覚って海風さんの創造した世界が、作り手の想像通りに伝わった証なのではないでしょうか。読んでいてショートショート書くのって楽しそうだなと思わせてもらえる作品でした。タイトルもバッチリでピッタリだと思います。

創作物を書き、誰かに見せた後で「面白かった」と言ってもらえることは当然嬉しいことなのですが、より嬉しいのは「自分も書いてみたいと思った」と言ってもらえることじゃないかと考えていまして、心からそう思ったけど言うのが恥ずかしいので言わない♡


アラサー男なのにぶりっこしてすみませんでした。僕も書いてみたいです。安西先生ェ……!




純粋さと深さが素晴らしいけど忘れ物してるじゃねえか賞

タイトルに「だけ」が入っていないので失格(マジレス)

書き手曰く、感想を読めないほどの何かを自ら感じたそうですが、僕としては純粋な何かを見ることが出来て感動しました。

noteを書くことの理由について、じっくりと考えさせられるような記事です。気軽に自由な創作の場を使わせてもらっている一方で、頭の中で色々と考え込んでしまう人間の多くは「何か意味のあることをしたい」と自己満足に似た使命感を勝手に持っちゃったりもします。


自分の思考をアウトプット出来る場は大切で、それを吐き出す快感があるというのも共感できる。ついつい意味を探すしてしまう人間にとって、諦めるでも混乱するでも無く、単純に『考えなくなる』というのは大きな出来事です。

自分も社会人に戻ってから、書くことに対する気持ちの変化は大きく、以前のように文章が湧き出すことがなくなりました。意外と、やりたいことが出来ない状況の方がモチベーション生まれたりすることもあったりします。

つばめくんにも、これから書きたくて書きたくてたまらない日が来るかもしれません。比較的短い記事ですし、もしかしたら伝わり切らずに「ナニコレ」って感じた方もいるかもしれません。でも僕には共感できる部分が多く、引き込まれるような感覚になれました。


こないだまでパンチラがどうとか言ってたくせに立派な記事を書きやがって。一丁前の男になったぜ。はやく彼女作れ。お前はどうなんだって?文字数が多くなるからその話は今度にしようか。




真っ黒を乗り越えた勇者で賞

ラジオ局で働いていた時代の話です。なかなか聞くことの出来ない貴重なお話です。

実は記事が投稿される数日前、僕のstand.fm配信にて「ラジオ局でのお話を記事するとおもしろそうですね」と話していたのですが、タカチセさんは『ちょっとだけコンテスト』に向けてわざわざ書いて下さったのです。ありがてえ~


ラジオ局もパティシエなどと似て、見る側とやる側のイメージがすれ違いやすい仕事なのかなと思います。

外側から見ると限られた人だけがなれるキラキラした業種として、夢がある職種として見られがちですが、蓋を開けてみると根性と気合いによる体力勝負みたいな部分が強く、才能どうこうの前に体が強くないと戦えないみたいなところもあります。まあブラックな働き方をしている一部の会社に限った話なのですけども。


先に鬱屈した話を片付けておきますが、小さな会社、組織における仕事の闇を見ることが出来る内容です。悲しいことだけど、仲間がいたと思えると変な嬉しさがあったりしますね。誰も一人じゃ無い的な。

ただ「手を取りあって、励まし合って~」にも限界がありますので、こうした“ギリギリのラインで戦う”体力勝負の仕事が、できる限りこの世から減ればいいなと思います。どうせそんな会社儲からんしな。

出来れば関わりたくないような大変なことなのは間違いないですが、こうした経験から学ぶことが多いのも事実。実際に『あの時の私に言えること』の部分でまとめられたことが、この『ラジオの話』の全てだと思います。


とてつもないマイナスの中から見つかる、他の人にはないプラスがあることに気づける。そんな前向きさをもらえるのではないでしょうか。

おそらく、まだまだ他のエピソードがあるのでしょうけども、ここに書いてもらったことだけでとんでもないパンチ力があります。豚骨ラーメンの使い方は是非とも覚えておきたいですね!たぶん使う機会ないけど……




ほのぼのオーラが素敵で賞

この企画には珍しく、ブログ的な形で投稿してくださりました。新鮮な気持ちで読めてスッキリ。個性万歳。(改めて見るとめちゃくちゃエッセイでした。すみません)

おおまかなお話はタイトルの通りなのですが、花が気になり出すきっかけは4歳の娘さんとの公園散歩です。素敵かよ。


ただ、気にはなるけど花の名前が分からない。そこで、たい焼きさんは「写真撮影するだけで植物の名前を教えてくれるアプリ」を思い出します。世の中便利になったものですな。もはやポケモン図鑑や。

こういうのって、他のことでもたくさんありますよね。どのプロ野球チームが優勝するのか気になるけど、選手名や課程は知らないとか。ルールとかもそうかも。気になってるけど調べるほどではないみたいな。あの人が気になるけど好きかどうか分からないみたいな(違う)


しかし、そこから植物について詳しく勉強するわけではなく、単純な興味を満たすためにアプリを使い、思うがままに「へえ~」と知識を増やしていく。実に楽しそうです。図鑑好きにはたまりませんね。

散歩から始まったちょっとした趣味ですが、こうした小さなきっかけが知らない間に大きくなるなんてこともありそうでワクワクしますね。

たとえば、娘さんに知識自慢をしていたら、どんどん興味を持ってそのまま植物博士に…なんてことも起きたりして。色んな未来が想像出来る楽しい記事でした。


そういえば、少し話が変わりますが、次回の連続ドラマが植物博士の牧野富太郎さんがモデルということで、高知県民は黙っていられませんな。全然、詳しくないけど。

高知県の偉い人が言っていましたが、この機会に観光業に力を入れるそうです。皆さんも興味があればいらしてください。鰹のたたきは絶品です。作りたての新鮮なたたきは人生が変わる衝撃を受けるそうですよ。僕は逆に冷凍のやつ食って「まっず」ってなったことある。

旅行の話も何度かしましたし、皆様には是非とも高知に来てもらいたいですね!『土佐弁キャラクターストラップ』みたいなお土産もあるし、料理にお土産にバンバン貯金を使ってもらいたいです!高知県の経済が潤えば、高知県民の生活も潤います!つまりは僕の……おっと、これ以上は危ない。サポート待ってます。




貴重な時間をいただきました。お礼を伝えなければいけない。いつやるか?今で賞

二人目の複数投稿となります。優しい姉上りみっとさんです。

賞の名前がアレですが、感謝の気持ちを伝えたいのにツンデレをこじらせて頭がバグりました。心からお礼を申し上げます。いつもありがとうございます!


りみっとさんの記事は『ちょっとだけ秘密基地の話』と『ちょっとだけなりたかったものの話』です。タイトルを見た瞬間におもしろそうと思いました。実にいいチョイス。おもしろそうなタイトル部門優勝。ワクワク大賞です。

さて、まずは『秘密基地の話』から。タイトルの通り、りみっとさんがお住まい(?)だった秘密基地についてのお話です。その多くは小学生時代、つまりは幼少期ってことですな。

一つの文章に四つの秘密基地という豪華な記事なのですが、どの基地にも「子どもならではのワクワク」が溢れていて、自然と気持ちが温かくなってきます。ほっこりってのはこういうことさ(空飛ぶ豚風)

物語が生まれそうな何かを感じるのは第四号基地なのですが、個人的に一番好きなのは第一号基地です。楽しくて微笑ましくて、ちょっとだけ切なくなるような、かけがえのない時間を見ることが出来ます。


では、もう一つの記事『ちょっとだけなりたかったものの話』へと移りましょう。

説明するまでも無いと思いますが、この記事は、りみっとさんがなりたかったもの、憧れや将来の夢のような、叶えたい未来を見ていた時間のお話です。既に激エモの香りがプンプンするぜ。


りみっとさん自ら感じたように、第五回で一番長い記事となっています。noteに記事を投稿している方なら長すぎる文章についてネガティブな印象を思い浮かべるでしょうけども、この記事は長くなる理由があるというか、長い方が良かったというか、なんか嬉しくなりました。

もし自分がなりたかったものがあったとして、いざ文章にしたときに短かったとして、そうなったときに「自分の気持ちはこんなものだったのか」と感じてしまうかもしれません。その逆に、溢れるほどの思い出が詰まった文章であれば、自分の夢は確かに存在していたんだと、胸を張って言えるでしょう。


りみっとさんには既に伝えているのですが、この記事を読むと“人生の一部”を切り取って見せてもらっているような、分けてもらったような不思議な感覚になりました。

この感覚を味わう機会はとても貴重で、贅沢なものです。誰もが心の内を見せてくれるわけではありませんし、話してくれたとして、ここまで丁寧に伝えてくれる機会なんてほとんどないでしょう。

あらすじのようなことを語るのも野暮ってもんですので、興味を持っていただけた方は是非ともご覧下さい。文章量を多いと感じるかも知れませんが、りみっとさんの人生ですから、そら当然受け取る覚悟が必要ってことです。もはやプロポーズよ(絶対違う)

あと、この記事は『なりたかったもの』の話ですけど、ひっそり『なりたいもの』の話も聞かせてもらおうかなと企んでいたりして、第何回かのコンテストのお題になると思います。いつやるか?今でsy…!


色々なことを考えるきっかけをいただきました。長い時間をかけて書かれた大切な文章を、僕の企画に投稿してくださりありがとうございました。何かあるたびに読み返させてもらうと思います。



第五回『ちょっとだけコンテスト』グランプリ



第五回『ちょっとだけコンテスト』グランプリは、を。さんの『ちょっとだけ過去に思いを馳せた話』です。おめでとうございます!

最初は自分の考えがまとまらず、どんな文章なのか理解できていませんでした。この文章にジャンルをつけるとすると何なのか。一度読んだだけの僕では、を。さんのパワーを受け取る力が足りませんでした。カカロット、お前がナンバーワンだ。なに?人違い?


改めて読んでみると、かなり小説に近い形だと分かりました。物語の入り方から広がり方、まとめへの繋がりまでスムーズに流れていきます。皆さんも感じたと思いますが、書き出しからエンジン全開です。グイッと惹きつけられます。強引な人ね。あの頃のキムタクを彷彿とさせるかっこよさだ。

個人的な考えとして、小説の書き出しは静かな方が良いと勝手に思い込んでいるのですけども、を。さんのものは、そんなうだうだをぶっとばすような、有無を言わせず惹きつける力があると思います。勉強させていただきました。


少し他の感想と毛色が違うかもしれませんが、何よりすごいと感じたのは文章の骨組みです。徐々に書き手の視点、感じる世界が広がっていくのも上手い。ちょっとした共感を作りつつ、ちょっとずつ自分の考えを広がっていく様は実に見事です。

物語の組み立てや流れがとても綺麗なので、それ自体にオーラがある「光」「流れ星」「夜空」といった言葉も、少しもいやらしくなく伝わります。すごいことです。

この記事をきちんと読み取れるかどうか怖くなって、一度考えることから逃げてゴリラになっちゃいました。なんとか人間の姿を保つことが出来ましたが、そのくらい奥行きのある素敵な記事で評価とかしていいのか悩んじゃったウホ。


過去に生きた人、これから生まれてくる人、隣にいる人、遠くにいる人。みんなが同じ空を見ていて、それぞれがそれぞれの思いを馳せる。深く考えずに感じるも良し、同じように別の時代へ考えを巡らせても良し。たくさんの読み方が出来るロマンチックなお話です。はんぱねえ

テーマ、感性、言葉選びなど、様々な要素が全て噛み合った文章だと思います。形で例えると綺麗な○。色は紫や紺に近い深い青のイメージ。その中に金色を散りばめたようなキラキラもあるし、静かでオシャレな雰囲気は皆が感じたと思う。すごいことだ。


あっぱれ。あなたはスーパーサイヤ人(?)



総括



今までのコンテストと違い、テーマが自由なことで様々な記事が生まれました。改めて、この企画に記事を提供して下さった方々に感謝です。

さて、いつもなら「○○さんの記事は今回のテーマにおいて~」みたいなまとめが出来るのですけども、今回は多種多様なテーマが集まったため、グランプリが全体と比較して、どのように僕に刺さったのか。といった角度から総括することが出来ません。こまったこまった。


これまで以上に真剣に悩みました。もしかしたら比べるようなことをしない方が良いのかもしれません。それだけ参加してくださった皆さんがオンリーワンだったということです。

正直、今回に関しては「グランプリとか決めなくていいっしょ!」とか「全員がグランプリです(感動の涙)」って終わっても許されるかなと思いましたが、それはそれで失礼なことだと思い留まりました。これが『ちょっとだけ逃げたくなった話』です。はい、俺がグランプリ。


冗談はさておき、グランプリ候補的な記事は数多くありました。どの記事にも素晴らしいと言い切れる理由があり、どの記事を一番にしても納得できる力があったからです。歴代で一番難しい企画となりました。

自分だけの話を持ち込み、集まった誰かの話を楽しむ。そんな時間を分かち合う機会を作ってくださった皆様には頭が上がりません。皆がいなければ出来ない企画ですもの。フォローして欲しくておべっか使ってるわけじゃないですぞ。でもフォローはして♡



さてさて、最後に「それでも、を。さんの記事をグランプリにした理由」についてまとめておきます。

自分みたいな者が偉そうに言えることではないし、自分でも上手く捉え切れていないような気はしますが、あえて言葉にするなら「直感に従った」のかなと思います。ただ、この言葉で言い切るのはしっくり来ないので、ちょっとだけ説明にお付き合い下さい。


僕が物語作りに挑み続け、特に重要だと感じたものの一つが“その人にしか書けない何かがあるかどうか”です。今回のコンテストのお題が自由である大きな理由です。

その人にしかない感性。その人にしかない視線。アイデア、言葉選び、雰囲気などなど。それらが組み合わさった時、ひとつの世界が生まれるんじゃないかと思います。そこを感じられるかどうかは僕にとって特に重要で、どうしても見逃せないことでした。

と、言ったものの「その人にしかないもの」は全員にありました。でも、を。さんの記事を読んで“特別な個性”を感じない人がいるかというと……ベイビー、答えはNOだ(気に入った)


仮に審査員が何人かいて、この記事に対する好みが別れたとしても、光るものが無かったと言う人はいないでしょう。様々な長所を見つけられたこと、柔らかい空気を感じられたこと、それらは作り込まれていながら読者に伝わります。そういう意味で親切な記事だったと思います。

また、を。さんの文章を読んだ多くの方が「世界観が~」といったコメントを残します。僕もその中の一人ですが、この企画をきっかけに「どうして同じ感覚を受け取るのか」という部分について考えてみました。それはここまでの感想で充分に伝わったことと思いますが、どうだったでしょうか。


この企画は、文章の技術を真面目に競い合うものではありません。しかし、技術が個性と組み合わさったときに生まれるパワーの凄さは、やはり特別なものだと思いました。思わされたと言う方が近いかもしれません。なんかジャンポケ斉藤みたいになりました。誰か俺をころしてくれえ!



ということで、ちょっとだけ特殊だった『第五回ちょっとだけコンテスト』のグランプリは、を。さんの『ちょっとだけ過去に思いを馳せた話』でした。

ちょっとだけ豪華になりました

素晴らしい記事をありがとうございました。

改めておめでとうございます!




最後に



また次回も早いうちにやりたいと考えています。

今回ほどの熱量を持って開催できるかは分かりませんが、毎回前向きな気持ちをいただけるのでやめられません。


興味はあったけど出来なかったという方も、次回からはお題アリの今までの形が帰ってきますので、お気軽に参加してくださいませ。

では、参加者の皆様、お付き合いくださった方々、あと俺、改めてありがとうございました!



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