極める系の趣味、編み物の世界の扉を開きました
最近、メルボルンでちさちゃんという多趣味な友達ができた。
ちさちゃんはダイビングと刺繍と編み物が大好きらしい。
広く浅く手を出すタイプなんだよねぇと笑っていたけど、話を聞いていたらどれも極めていて、私は彼女のフットワークの軽さとガチさがとても好きだと思った。
そんな彼女は、海ガメと泳ぐのに一番いい場所はパースだからと4ヶ月後には引っ越してしまうらしい。寂しいけど、そういうところも好き…
ちなみに今一番刺繍したい場所はランプで、編み物に関しては1年前に始めてお洋服や帽子を作れるまでになったらしい。
そんな彼女に
最近可愛い毛糸屋さんを見つけたの。メルボルンはこれから秋冬に突入するし、編み物を始めてみたくなったんだよねぇ…と話すと
え!私も毛糸屋さん行きたい!一緒に行こう!!と誘ってくれた。
実は、編み物は4年前くらいから始めたいなと密かに思っていた。
カナダに住んでいた頃、大好きなホストマザーがいつも鼻歌を歌いながら楽しそうに編み物をしていて、その姿にずっと憧れていたのだ。
彼女が贈ってくれたショッキングピンクのブランケットは今でも私の宝物。
コロナ禍に彼女は多くの作品を編み出した。
まんまるだった毛糸が帽子に、マフラーに、人形に進化していく過程を見て
毛糸と針があればほとんどのものが作れてしまうのでは…と驚いたものだ。
簡単だからあなたも始めてみたらと言われてやってみようとは思ったけど、正直無理だろうなと思っていた。
というのも私はかなりの不器用で、家庭科の評価は「2」だったのだ。
その中でも一番苦手なのが縫い物だったので、似たようなカテゴリである編み物はミッションインポッシブルだろうなと思っていた。
創作自体は大好きなのだけど、手先の器用さが問われる系は苦手。やりたいなぁと思いつつもムリムリ!!と諦めていた。
でも、ちさちゃんに笑顔で「毛糸屋さん一緒に行こ〜」と誘われて、一度やってみようかなぁ…?と思うようになった。
本屋さんで毛糸でできるお洋服や帽子や靴下のレシピを見て「うわー可愛い!!」と心が躍ってしまったし、最近ゼロから何かに挑戦するという経験をあまりしてなかったからいい刺激になるんじゃないかなぁと。
仕事なら自分のためにも相手のためにも苦手なこととかできないことには絶対手を出したくないけど、趣味だとしたらやってみたいけどちょっとむずかしそうなことに挑んでみるのって、最高かつ有意義な暇潰しになるような…
新しい挑戦ができることは日常のマンネリ打破になるから嬉しいし、編み物みたいな極める系の趣って日々の進歩を目で感じられるという点ですごく心にいい活動になるかもしれない。
ちさちゃんはかなり的確なアドバイスをくれた。
完全初心者の初作品は挫ける前に作れてしまうものがいい。できたぁ…♡という経験をできるだけ早くするのが大事!!と言っていたので
じゃあコースターとか…?と呟くと
コースターいいね!!と言ってくれたので、私のデビュー作はコースターに決定。
素材は細すぎず太すぎずのコットンがいいよと教えてくれたので、コットンの毛糸を買った。
毛糸屋さんで始めて毛糸を選んで気づいたのだけど、どの色にしようかなぁって迷うのが楽しすぎる。なるほどこのような娯楽がおありでしたか…
グラデーションの毛糸やレインボーの毛糸なんかもあったりして、はあああん…♡ってうっとりしながら毛糸選びをした。
ちさちゃんはグレーの毛糸を2つ買って、ニット帽作るか〜と言っていた。
冬にコーヒーを飲みながら編み物をすることは人生でやりたいことリストのひとつだった。
毛糸屋さんを出て、エスカレーターを降りる時に
編み物の先輩は私に
「ようこそ、編み物の世界へ」
と言って、ニヤリと微笑んだのだった。
The journey will be continued… ♡
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