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幸福論2.0

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2021年11月の記事一覧

先生、あのね

「先生、ちょっとこっちに来て!あのね…。質問があるの。女の子に恋することはいけないことなの?」 今日、小学生の女の子はずっとそわそわしていて、教室からクラスメートが帰るのをまちわびていた。 ずっと、この質問をするのを待っていたのだ。 「いけないことじゃないよ。」 とだけ答えた。 すると、このことお母さんにだけは絶対にヒミツだからね!とわたしの小指を取って、ゆびきりげんまんして慌てて帰って行った。 ああ これが大人になることの1つなのかなと思った。 純粋無垢な子

先にごほうびを投下してしまう

職場の近くの小さなパン屋さんにある、りんごとキャラメルとクリームチーズのマフィンがたまらなくおいしい。 いつの間にか出勤前に買って食べることが至福の時間になっていた。 甘いもので満たされた後に作業をすると、何だかはかどる。 おいしいマフィンのパワーが体と心にチャージされたのかもしれない。 仕事終わりにも買えるけど、つい、待ちきれずに仕事前に買ってしまう。 そんな忍耐力のなさをなおさねばと思っていたのだけど、昨日とあるYouTuberさんが わたしはご褒美は先に用意

『これでいい』の撤廃運動

心の中で実行したくてもなかなかできないことは、偶然の一押しによっていとも簡単に決意できたりする。 最近はずっと新しいお財布を買おうかどうかを迷っていたのだけど、大好きな作家さんの本に 『財布はちゃんとしたものを用意しないとそこに入ってくるお金がかわいそう』 と書いていて、うーん、確かに…?と思い、気が付けば家に帰るその足を、ショッピングモールに方向変換していた。 財布のあるお店に入っては触ってみたけど、イマイチ決め手にかけてしまう。そしてふと、わたしの大好きな韓国のブ

おめかしの効能

ここ最近、最低限のメイクに眼鏡、テキトーに選んだお洋服というのがデフォルトだった。 どうせ仕事をするだけだからいいでしょ、人に会う予定のないときはこれくらいでいいでしょという感じで開き直っていたのだけど、今日久しぶりに時間をかけて身支度をしてみたら、まるで魔法がかかったように気分がパッと明るくなって、背筋がピンとのびた。 使い余していた大人っぽいピンクのアイシャドウを引いてみると、目元が上品になった。 マスカラを丁寧にしてみると、まつ毛が濃く、長くなった。 マスクをし

今日、誰かの夢を叶えた

1ヶ月間、書籍の翻訳のお仕事をしていた。 依頼してくれた作者はドイツ在住のミリカさんという女性。 小さな頃から格闘技を学んできたミリカさんは、格闘技で学んだ教訓が日常生活でも生きることにハッと気付いて、本を作ったそうだ。 彼女が学んできた格闘技の多くが日本発祥だったため、どうしても自分が書いた本の日本語版が欲しい!!とのことだった。 DMでは 日本語版を販売するのが夢なんです!! と語っていって、活字からはものすごい情熱が伝わってきた。 できることならやってみた

ラッキー眼鏡でものを見る

ものごとには良い面と悪い面がある。 運の良い人というのは良い面を見るのが得意な人で、運の悪い人というのは悪い面を見るのが得意な人だ。 これはわたしの出した運に対する結論だ。 同じ出来事に対して、ラッキー!と言う人と、サイテー!と言う人がいるだけなのだ。 運が良くなる秘訣とは、とりあえずラッキーな要素を見つける練習をすることなんじゃないか。 眼科で眼鏡を作ったことがある人は、目を冷たい機械に当てて、色んなレンズを試したことがあるかもしれない。装着したレンズによって、同

自分へのクリスマスプレゼントを考えはじめる

今年も残り1ヶ月と15日。 2021年もいよいよクライマックスに差し掛かっている。 ということで、わたしは今、自分宛のクリスマスプレゼントを何にしようかということを割と真剣に考え始めている。 クリスマスプレゼントは、長年貰う・誰かにあげるものであった。 小さな頃、朝になると枕元に置かれていた”サンタさん”からの贈り物。 大学時代、友達とトナカイの耳をつけて盛り上がったプレゼント交換。 遠距離恋愛の恋人と送り合った冬のマフラー。 他の人はどうなのか分からないけど、

明日の自分を困らせない生き方をする

最近、つくり置きたるものを始めた。 八百屋に買い物に行くのは土曜日。その日は1週間分の野菜やお肉をまとめて買う。 エコバッグいっぱいに入った食材を一気に冷蔵庫に詰め込むと、あら不思議。 どこに何があるか分からない状態となり、気がつけば野菜がシナシナになっちゃってたり、賞味期限が切れて泣く泣く捨てることになるのだ! それに仕事から帰ると料理を1から作る気力がない日だってあって、そんな日は外食に頼りがちだ。 そんなこんなで、わたしは土曜日の晩に1時間だけ『できる範囲の仕

意図的に「結果よし」に持っていく

昨日、職場まで歩いていると、急に結構な量の雨が降ってきた。 家を出たときは晴れていたので、傘を持っておらず、そそくさと目に入った駅の出口に吸い込まれて、ショッピングモールのある駅に降りて寄り道することにした。 ずっと欲しかった、無印良品のギンガムチェックの折り畳み傘を今日買おう。 そして欲しいものリストに入っていたものの、買うのを先延ばしにしていた傘を手に入れた。 傘なんだし、100均のでいいやとも思ったりもしたけど、雨が降る度に喜んで開きたくなる可愛らしい柄のものが

進んだり、流されたりを繰り返す

6年間くらい、水泳を習っていた。 水泳ではいろんな泳ぎ方を習う。その中でも私のお気に入りは、クロールと背泳ぎだった。 クロールは右手、左手を交互にかき分けるようにして勢いよく前へ前へ進んでく感じが好きだ。 まさに『わたし、今泳いでる!感』を味わのにうってつけというか…。 背泳ぎは水の上に仰向けで寝転ぶような体勢で進む。身体の力をふ〜っと抜いて、お腹を上にして浮かんでいると、ゆらゆらと少しだけ流されて気持ちいい。 私は地上でも、クロールをするように生きるのが好きかもし

できることを増やしにいく

私たちはスマホを購入した後、アプリをダウンロードする。 SNSを入れると発信することができて、家計簿アプリを入れると支出を即座に計算してくれる。 Googleカレンダーを開くと1ヶ月の予定が一瞬で分かる。 アプリをダウンロードする度に、できることが増えていく。 つまり、より快適になっていくのだ。 私たち自身をスマホに例えると分かりやすい。 より快適な生活を送るためには アプリをインストールように できることを増やしていけばいいのだ。 語学でもいいし 興味の

面白い人生には、寄り道と失敗と挑戦がある

わたしの大好きな映画『フォレスト・ガンプ』では、主人公のフォレストがバス停を待つベンチで自分の人生の回想を始め、隣におばちゃんが不意に聞き入ってしまう。 紆余曲折がありながらも手探りで人生を切り開いていく姿は、視聴者ももれなく引きつけ、共感したり、ドキドキハラハラする。 ヒットしたアニメやドラマ、小説には必ず主人公の失敗や寄り道や挑戦が描かれている。 当たり障りのない描写を2時間も眺めるほどこちらも暇ではない。 うまくいかない状況に陥ってしまった主人公がそれをどう打破

比べるなら他人ではなく、過去の自分と

たまに実家からバラエティ豊富な荷物が届く。 ガムテープでガチガチに固められた段ボールの中からは、みかんやらタートルネックやら缶詰やら色んなものが次々に出てきたのだけど、なぜか高校時代の英単語帳も入っていた。 100年前の書物のような風貌の単語帳と久しぶりの再会。過去がフラッシュバックした。 わたし、道を歩いているときもドライヤーで髪を乾かしていたときも、英語以外の授業中でもずっとこの単語帳と一緒だった。 これを頭に叩き込んだから受験に合格して、留学して、異国の地で彼氏

みんなまだベイビーだから未来しかないよ

誕生日を迎えたカナダの友達が、グループラインで祝われてて 「33歳だ。まだベイビーだわ〜」 って言ってて思わず笑ってしまった。 わたしは今年26歳になって、誰がどう見ても完全な大人だし、歳重ねたなぁ..としみじみしたけど 彼がベイビーなら、26歳のわたしって、まだ始まってすらなくない?なんて、根拠のない希望を持てた昼下がりであった。 ✳︎ たまに、ここまで年齢を重ねてしまったら手遅れだみたいになっている人がいる。 大学受験に失敗した 就活失敗した 婚期逃した