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2分で読める子育てエッセイ№312 『そのネーミングだと・・・おいしそう?』

先日、両親が遊びに来てくれたので、ご飯を一緒に食べた。

『残り物で悪いけど、シチューがあるよ』
と言うと、母が目を輝かせて、
『ご飯にシチューを掛けて、チーズをのっけてグラタン風にして欲しい』
とリクエストしてきた。

幸い材料は全部そろっている。
『OK!』
と、グリルで焼き始めた。

すると、今度は小1の息子が
『おにぎりが食べたい』
と言い出したので作り始めると、すっかりグリルの存在を忘れてしまった。

『あ!!』
と気が付いたときは、嫌な予感しかしないニオイに。
恐る恐るグリルをみると、予感通り、パン粉の部分が炭になっていた。

『あ~あ!』

と言って母に見せると、

『あら~美味しそう。早く食べよう!』

焦げているのが、さも当たり前の様に、本当になんてこと無さそうに、
さささっと削り取ってしまうと、ウキウキしながら、テーブルに運んで行った。

その皿を見た小4の娘が、このメニューに名前をつけた。

『焦げたグラタン・・・焦げタン?』

途端に、いい物のような気がしてきた。

『こんなの普通~。さ、食べよ食べよ』
ここにも一人、上手に炭にするプロがいた。
心強い。

【保存版】note mymymama hanko7


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