２分で読める子育てエッセイ№371　　『ワタクシも母に散々言われたあの小言。早く言ってよ～』

小１の息子が、学校で上履きの洗い方を習ってきた。

「え？今学校でこんな事も習うの？」
驚いていると、小４の娘が
「お母さん、私が１年生の時にも同じ事言ってた。」
と、笑った。あれから３年。１回も自分の上履き洗った事無いじゃーん。
それは、絶対忘れるよ！ぷんぷん。

さらに息子に『上履きを洗う』という宿題が出た。

「うそ～ん。これ間違いなく水遊びになるヤツ。こんな寒い時期に？
絶対に一人では無理だよね～とほほ。」

長～い　いい訳。実は、この宿題に気が付いたのは、休日のとっぷり暮れた夕方で明日は学校という超ピンチなタイミング。そんなもん、とっくに洗い終わって、カラカラに乾いてるわよ！

「早く言ってよ～！今から、洗ったら明日までに乾かないよ？ドライヤーで炙っても炙っても乾かないヤツ。」

上履きの代わりに運動靴を洗う、もう履けなくなった小さいサイズの上履きを洗う　などを提案したけれど、小１の息子は納得しない。

「だったら、ずーーっと前に、２～３回上履きを洗う手伝いしてくれたでしょ？あれでOKってことにしたら？」
すると息子の目が輝いた。

「いいね！他の宿題も月曜日にまとめてやるからね！同じだよね？」

学校で習う前に、偶然やっていた上履き洗い。この時は、水遊びがしたいばっかりに手伝うと言っていた息子を、気持～ち邪険に扱ってしてしまったけれど、今となっては、邪魔してくれてサンキュー！

でも、メンドクサイから親の都合がいいように言い包めてしまい、ちょっとズルかも、と、罪悪感が残る小心者のワタクシ。


今週末出来たらもう一回、一人で上履きを洗ってね。
ついでに来週も　さ来週も　ずっと続けてよろしくね。

お母さんこっそり、上履き洗いからフェイドアウトしまーす。