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ikumi_art
2分で読める子育てエッセイ№616『母、丸儲け』
休日の朝食後、小5の娘が突然肩もみをしてくれた。
うそーん。
何か欲しいものでもある・・・とか?
ワタクシ好みの力加減で、しばらく肩をもみもみ、至福の時。
すると隣の椅子に座っていたダンナの頭の上に、わが家の小鳥、キンカチョウの女の子、コッコがやってきた。
そして、とっても興味深そうに、こちらを眺めている。
そのタイミングで娘が肩もみをピタリとやめた。
「もしや・・・肩もみの有料タイムを言い出すのでは・・・」
と、思ったその時だった。
コッコが、パタパタっとワタクシの肩に飛んできて、娘におしりを向けた。
そして、しばらくジーっとしている。
「あれ? コッコ、もしかして肩もみの順番待ってたの?」
それを見ていた家族が和んだ。
可愛い~。
でも、ただ一人、娘がチョウ困った顔をしてこう言った。
「コッコの肩ってどこ?」
たしかに~。
思わず笑ってしまった。
ところが、コッコが急に怒ったように鳥かごに帰っていってしまった。
飛び立った後のワタクシの肩に、それはそれは立派な落とし物を残して。
「もう、あたちの肩が分からないって、飼い主としてどうなの? 腹立つわ~、フン!」
ご機嫌斜めのコッコ。
八つ当たりされた、ワタクシの肩。
そしてその事件で、お小遣いを稼ぐはずだった肩もみの有料タイムがうやむやになってしまった娘。
プラスマイナスで・・・母、丸儲け。
たまにはこんなことがあってもイイね。
うけけ。
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