2分で読める子育てエッセイ№532『寝つきの良さも負けるようになってしまった』
夜、ワタクシがウトウトしたタイミングで小2の息子が話しかけてくる毎日の恒例行事。必ず寝たフリを決め込むのでもうバレバレ。
すると、寝たフリと確信している息子が聞こえよがしにこう言ってきた。
「あ~あ~。このゲームをしているのをちょっと見てくれたら、肩もみしてあげようと思ったのにな~。」
最近うちの息子、
「何々してくれたら、○○してあげる」
という英語の構文のようなフレーズで駆け引きをするようになった。しかも、ワタクシの食いついてきそうな肩もみをチラつかせて。
仕方な~く、肩もみ目当てに話を聞くことに。
何やら息子の作ったゲームのコースを自慢したかったらしい。
「明日でもよくない?」
と内心思ったものの、ワタクシには全然出来ない事なので一応褒める。
「スゴイ事が出来るのね。時間かけて頑張って作ったの?」
ひとしきり自分の言いたい事を伝え満足した息子。
今度は約束通り、肩もみをしてくれた。
小さい手が温かくて心地いい。
よし、この流れで今度こそ寝てしまおう!
ところが目を閉じたら、面白がって次々と話しかけてきた。
さすがにコレは、なしだ。
注意しようと怖い顔してこう言った。
「ねえ。イチ君。お母さん何度も起こされて嫌な気分なの。何か言うことない?」
すると、息子の口からは謝罪でもなく、お休みの挨拶でもなく、別の言葉だった。
「ドッキリ大成功~!」
まさかの言葉に爆笑でしばらく寝られなかったワタクシ。それどころかバッチリ目が冴えてしまった。
そんなワタクシの横で5分後、息子は、あっさりと気持ちよさそうな寝息をたてていた。
その寝つきの良さと、自分だけサッサと寝てしまった事にビックリした。
ワタクシの掛布団全部巻きとって。
大成功は今!
ちぇっ。
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