2分で読める子育てエッセイ№528『一言って難しい』
今年我が家のプール開きは8月1日。
なかなか雨がスッキリと上がらず、のびのびになっていたけれど、もうこれ以上は待てぬ。
去年、大人も浮ける大きなプールを買ったものの、雨が多くて思い切り使えなかったので、とってもセコクこう思った。
今年こそ元をとってやる! 毎日プールだ~!
鼻息荒く、プールに空気を入れ始めた。
ところがお水を入れて3時間後、第一発見者になった海パン姿のだんなが奇声を上げた。
「プールがぺったんこになってる~!」
あれ? もしかしてプールに穴が開いてるの?
探しても探しても、空気が漏れている所がどこか分からず。
結局新しい物を購入する事になった。
うそーん。元を取るどころか、まさかの買い替え?
しかも、もう2~3日マテ! なの~。
ショック~。
目に見えて、大人の方がガッカリした。
もー。
プール関係で穴が開いたら、即困る事多いよね。
何年か前にも、ウォータースライダーで水着に穴開けて超困ったし。
でもただ一人、小2の息子だけがその幻となったプールで満喫していた。
「冷たいけど、気持ちいいよ~」
フルフェイスマスクの水中眼鏡をつけて、プールを忙しそうにあちこち行ったりきたり。ぷかぷか浮いているおしりがなんともカワイイ。
寒い寒いと言いながら、お水を入れたてすぐの小一時間、今年初のプールを楽しんだ。
さらにその後、こんどは冷え切った体を温泉気分でお風呂で温め、さらにお風呂遊びでご満悦だった。
奇跡なような一人勝ちに、家族全員羨ましいモード。
「いいな~」
そんな散々羨ましがられた、息子の宿題、一言日記を覗いてみた。
「いえでプールをしました」
・・・え? これだけ?
メッチャ感動うっすくない?
もっとこう・・・ないかな?
ワタクシも試しに書いてみた。
あれ? 一言って結構むずかしい。
「プールをしていたら穴があきました」
なにに?
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