２分で読める子育てエッセイ№361　『時と場合によるよね～』

我が家からちょっと離れたところにあるスーパーには結構な台数の
セルフレジを置いている。

これは子供にとってリアルおままごと。
すっごくワクワクするようで、ここに行くといつも　どちらがレジをするかでケンカになるから　ちょっとメンドクサイ。

『順番に！』

と言っても、我の強い小１の息子が順番を無視するので、小４のお姉ちゃんがいつも我慢する羽目になる。

そこで籠の中身をわざわざ２つに分けてレジに通す作戦に切り替えた。

さらに面白いのは、このレジの音。
『ピッ！ピッ！』
ではなく

『ニャー！ニャー！』
『チュー！チュー！』

など、動物の鳴き声。馬、犬、豚・・・あとはなんだっけ？
子供達の遊び心を　いい感じにくすぐる。

レジを通す、袋に詰める、ポイントカードを差し込む、お金を払うここまで全部、子供達それぞれが気のすむように自分流でこなした後、
『もう一回やりたいな・・・』
と、ちょぴり物足らなそうにしながら終了する。


『大まかなところでは、問題解決。』

子供達のアンコールにお応えすることなく、とっとと帰路につく。

いいね、セルフレジ。
こんなに楽しませてもらってお値段一緒。

こんどは後日、今度はだんなと二人で出かけた時。
同じようにセルフレジを利用したのだけれども、ワタクシが大昔レジのアルバイトをしていたので一瞬だけ懐かしんだ。

ところが、籠半分を処理した時

『なぜ手間のかかるこんな事を好んでやり始めたのか・・・』

と我に返る。

『向こうの店員さんがピッしてくれる普通のレジ、ガラガラじゃーん。』

混雑していない時、子供を連れていない時は、普通のレジでいいと思った。

自分でレジを通しても　お値段一緒。
ズバリ、まけてくれない？
だめ？

ワタクシもセルフレジの音に負けずに　ブーブー言っちゃうよ？