２分で読める子育てエッセイ№71『爆音子守り歌？？』

夜中に顔に何かが触れた。
何事かと目を覚ますと息子が私の口を、そーーーーーっと手で塞いでいる・
『どうしたの？』
と聞くと、
『グーグー音がするから。眠れないの』
と、そう言って息子は布団にもぐって寝始めた。
恥ずかしながらワタクシいびきをかいていたようで。

スミマセン・・・先に、寝てください・・・見守りますから・・・
息子の寝息を確認してから、私も再び眠りについた。

別の日、
また私が先に眠っていたら、今度は顔をぺしぺしたたかれた。
何事！またいびき？と目を覚ますと今度は息子がこう言った
『お母さん、今何歳？』
今？え？今？今聞く？　いい子に寝ていた私をわざわざ起こして？
『お母さん永遠の３０歳。お休み～』

翌日、だんなにこの事を話すると、
『それならまだマシだ』
と、言う。
『俺なんかこの間一緒に寝ていたら　口と鼻を塞がれて、息が苦しくなって目が覚めたよ！！　ひどくない？』

気持ちは分かる！当然息子の！！
だんなのいびきの威力を知っている私は、あまりのいびきの大きさに、息子が、息子の小さな両手で、一生懸命何とかしようとしている姿を想像してしまった。
息子の方が断然気の毒！！１００％！！

我が家では、寝かしつける大人は、先に寝てはならない。