【ちっちゃいポワポワ キンカチョウ・わが家にやってきて215日目】20230211 「糸とワタクシの顔を交互に眺める」
リビングで雑巾を縫っていたら、わが家の小鳥、キンカチョウの女の子、コッコが飛んできた。
物珍しいものを見るように、縫っている元タオルの周りをぐるりと回ったと思ったら、タオルの上にちょいと乗って、こっちに向かってやって来た。
「針があるから、ちょっと離れてて~、あぶなーい」
ところがそのうち、コッコがなんかを訴えているように見え始めた。
「お母さん、下手の長糸って言わない?ちょ~っと長い気がするのよね~」
糸とワタクシの顔を交互に眺める。
さらに、縫ったあとも、いちいちチェックしているようにつついて回り、
「まだまだ、修行が足りないわよね・・・縫い目全然揃ってな~い」
とでも言いたげに小首をかしげる。
えー家で使う布巾を縫っているだけだからよくない?
気をトリ直して、針を持ちなおしたら、今度は糸をぐいぐいと引っ張り始めた。
「え? 綱引きしたいの?」
糸を引っ張ると、こちらをチラリ。
負けずにもっと力を込めて引っ張り始めた。
うそーん。
ワタクシ、さっさと縫い物終わらせたいんですけど。
もしや、巣材にでもしたいのかと思い、ちょうどいい感じに糸を切って置いてみたら、ちょっと突いて、すぐ飽きた。
「これ、動かないから、い~らない! 味もしないし、おいしくないっ」
ワタクシのいい加減な態度に腹を立てたのか、ツマンナくなったのか、プイっとどこかに飛んで行った。
これにて、コッコの縫い目調査は終了?
ホッ。
ところがしばらくして、今度はワタクシの方がツマラナクなった。
縫っても縫っても今日のノルマが終わらない。
「もう来ないの? 見ないの? 縫い目の調査しないの?」
いくら声を掛けても来てくれない。
仕方がないので、孤独に、とっとと切り上げた。
ちぇっ。
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