№109【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『その連係プレーお見事!』
暑いのか寒いのかはっきり分からないある日、突然おでんが食べたくなった。
「そうだ! 両親もワタクシが作ったおでん好きって言ってたから、た~くさん作ろう!」
張り切って、スーパーに買いに行った。
そこは地元では安売りで有名な店。みんな大きなカートで買い物をしている。ワタクシもついつい、たくさん買い込んでしまった。
いざレジに並んでみると、なにやら様子が変わっていた。セルフレジが大量に設置されていて、自分でピッピしているお客さんがちらほら。
「ひょーっ! いつものセミセルフのレジがたったの3台に方針転換したの?」
チョッピリ長い列になっていたので、ワタクシモヤっとした。
すると、セルフレジに誘導し見守る係の人がサササっやってきてワタクシに声を掛て来た。
「こちら、セルフレジになっております。いまだったら並ばずに済むので、こちらにどうぞ~」
うそ~ん! ワタクシ、今日は大きなカートに山盛りで買い物してるんですけど! これをぜーんぶ自分でピッピしろって言うんですか~~!
ワタクシ、にこやかにこう言い返した。
「今日は山盛りの買い物をしたので、レジのプロにお任せしたいんですよね~。セルフレジは好きで便利なんですけど、素人なんで、せいぜい10個くらいのときにしますね」
見ていたら、何人かはその店員さんの誘導で、セルフレジに流れていった。
それもそのはず、今日はいつものレジ係の人のなかでも、選りすぐりのゆっくりの店員さんばかりだった。そのうえ不必要な動きの多い? できるだけ丁寧? ゆっくり? いや遅すぎるあまりにセルフレジに移動したくなる。
ひょーっ! その連係プレーお見事!
セルフレジは子連れのときこそ楽しい便利な道具。決してプロの仕事の邪魔をしてはいけないと思った。
ポイント2倍になるのなら別だけど。
うけけ。
先日の4月1日、念願のkindle本を出版しました!
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ