2分で読める子育てエッセイ№642『最高峰のゆで卵』
春休みなので、小5の娘のプリント類と教科書を整理した。
いつ終わるかな~と、飽き始めたときに、家庭科の「ゆで卵をつくる」
というプリントが目についた。
「前に娘が実習があったと言っていたな」
と思いだし、気になってプリントを読んでみた。もうこの後、脱線の予感しかしない。
すると、材料の中に「酢」と書いてある。
「酢?」
なんか聞いたことあるけど・・・どうなるの?
酢と書いておきながら、なぜ必要なのか、ヒントがどこにも書いてない。
うそーん、謎スキルと出会ってしまった~。
もしかしたら、これを知らなかったばっかりに、何か損をしているとかある?
「劇的に」おいしいゆで卵を、しょっぼいゆで卵にしてしまっている・・・なんてことはないよね?
超気になって、通りがかりの娘に恥を忍んで聞いてみた。
「あの~、10年以上主婦やらさせてもらっている母ですが、この酢は一体どんな効果があるんでしょうか」
すると、娘は学校で習ったことを教えてくれた。
「殻が割れにくくなるんだって」
ふーん。
全く気にしたことがないんですけど。
どっちみち、殻って割るじゃーん。
などと言ってはいけない。
もう少し、ほおっ!と言える、何かが聞きたくて、続けてネット先生に相談してみた。
割れにくくなる、割れてしまったとき白身がデローンと出にくくなる、殻が剥きやすくなる、と知った。
「あ~。つるん♪ としたゆで卵を作るときの技ってことか~」
小学校では最高峰のゆで卵を習っていることに気がついた。
さらに、読み進めると
酢ではなく塩でもOK。
何%くらいがいい。
どのタイミングで?
卵を室温に
とコツがたくさん書かれている。
うっすらめんどくさくなった、その時、ワタクシ都合よくハタと気がついた。
ダメダメ。
そんなツルんとした完璧なゆで卵を作ったら、面白い形をした、ゆで卵に出会えなくなるじゃーん。
例えばこんな煮卵とか~。
破滅的に残念なゆで卵は、卵サラダにして証拠隠滅する派のワタクシ。
今後もワタクシのゆで卵は100%お湯で。
それ以外はあり得ない、と思った。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ