２分で読める子育てエッセイ№74『勝手に前世を想像してみた』

息子が生まれた時から、ずーーーっと思っていることがある。

『お母さんスキ～』と
『え？今言うの？ここで？』
のタイミングで惜しみなく投げかけ、

だんなとおしゃべりしていたら、割り込むように膝に座り込み
『イチ君ね、イチ君ね』
と、会話の邪魔をして、

眠るときは、必ず理由をつけては隣に寝ている。

なので、息子は、前世か前々世、ワタクシの事を密かに想い続け、片思いに敗れた異性だったのでは？と思っている。

人に言うと頭のおかしいやつとドン引きされるので、すでにおかしいやつと思ってくれている人にコッソリ言ってみた。　・・・鼻で笑われた。

ふん！！そんな妄想していなければ、　夜中何度も起こされたり、
『ギャー何コレ！カレーまみれになってる～～！！』
と何回も洗濯機を回したり、
毎日ごはんなんて作ってられませんよ！！

そして、もうひとつ、娘とだんなの前世は・・・と想像する。
娘がとっても強く厳しいお母さん
だんなが、いつも怒られていた息子ではないかと。

だから、今、だんなが、娘に色んなものをプレゼントして機嫌をとって、何とか仲良くやっているのでは？と疑っている。

『よかった！お父さんで・・・お父さんじゃなければ、イチ君と一緒に毎日、説教されているところだった・・』
とだんなが　ボヤいていたのを、私は聞き逃さなかった。　ニヤリ