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2分で読める子育てエッセイ№831『どんどん、どんどん作る』

小3の息子イチがゲームとスマホの使い過ぎで「眼精疲労」になった。
ワタクシのとっておきの方法、ホットタオルで目の辺りを温めて、息子の頭痛をやわらげた。
そして息子は「限界はなんとなくわかった」という、電子機器の使い過ぎは体によくないという経験値を手に入れた。

そこで息子が、それ以外のものに興味をもつため、家族からアドバイスが送られる。
「イチ、お姉ちゃんの本棚に本がいろいろとあるよ?」
と推しの本を紹介し始めた。
「うーん」
と、小首をかしげる息子。すると、矢継ぎ早に娘がこういった。
「だったら、漫画は?」
あれやこれやとおススメする。そこでワタクシも参戦。小学生が好きな漫画と言えば・・・
「ドラゴンボール読んでみる? 冒険ものだし、バトルだし、絵がメッチャかわいいし」
確か実家にあったはず。明日にでも取りに行くかなと思っていたら、ダンナが目を輝かせてこう言った。
「ドラゴンボール? 俺読みたーい」

実はワタクシ、ドクタースランプあられちゃん推し。特にあられちゃんを作った則巻千兵衛さんを尊敬している。
「尊敬している人はだれ?」
と訊かれたら迷わずあげる、この名前。

この際、息子にかこつけて全巻揃えようかと密かに思っていた時に、思わぬことを知ってしまった。

「え? 千兵衛さんの誕生日ってうちのダンナと同じ日なの?」

そのとき、ワタクシハッとした。

「もしかしてダンナがよく分からない、ファンシーな小物をどんどん、どんどん作るのは誕生日のせい?」

ワタクシ、ちょっぴり頭痛くなった。


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