2分で読める子育てエッセイ№358 『手強い相手が再来!一つ目は墨、二つ目は・・・』
小1の息子が帰宅するなり
『お母さん、制服が汚れちゃった』
と言っていたのを
『ほーい』
と、軽―く聞き流してしまった。
お蔭で被害が深刻になったのをこの時には気が付かなかった。
翌日500円玉位の白い染みが付いていたので、毎度おなじみお尻拭きで
ササっと拭いたのに1ミクロンも変わらない。
『何これ?』
慌てて息子に事情聴収する。
『図工の授業で木工ボンドを使ったらついたの。昨日言ったよ』
と、得意げに息子が答えた。
『ボンド?そりゃ手強いね~。取れないよ』
と、元家具屋のだんなが煽り始める。
どうやら2~3分では解決しない事件と分かり、勝負は下校してから・・・という事に。
「ボンドの落とし方」をネットで検索してみた。
その1 熱めのお湯に数十分つけて ボンドを緩め歯ブラシでゴシゴシする。制服は湯あたりしているものの、汚れはびくともせず。
その2 サラダ油を塗り込み歯ブラシでゴシゴシ
油を塗ると汚れが消えたので、喜んだものの、お湯で流すと見慣れた染みが再度浮き上がる。
その3 歯磨き粉で歯ブラシで磨いてみる。
歯ブラシを使っていたのでやけくそ。とほほ。
その4 重曹を塗り込めてみる。
お掃除や洗濯に使うといいと聞くので、何に効くか分からないけど試してみた。
そこへ心配したフリをだんながやって来た。
だんな『どう?とれた?』
ー うん!全然ダメ!
この洗濯に風呂場を塞がれ、早く終了して欲しい家族を代表して、
渾身の一言をだんなから賜る。
『洗濯するたびにちょっとずつ薄くなるって』
もはや打つ手なし。仕方ないのでそれを期待して、もう一回洗濯機で洗濯して、今回の格闘を終了した。
翌日乾いた制服をみると
『あれ?汚れが白から透明になってる?』
若干とれたのか目が慣れてしまったのか、汚れが目立ちにくくなっていた。
『一体何が効いたのかな?』
するとネット検索を手伝ってくれただんなが一言。
『しつこく、しつこ~く こすったのが一番良かったと思う』
それ!言い方!
『しつこくしつこく』って何?
そこは「諦めずに頑張ってくれた」でしょ!
全く失礼だな!
その言葉、なかなか取れませんけど?
ゴシゴシも、洗剤も効きませんからねっ。
プンプン。
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ