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2分で読める子育てエッセイ№541『そっちの答えの方が面白いじゃーん』

いつ誰に教えてもらったのか分からないくらいの大昔に習ったクイズをふと思い出した。
 
「ねえねえ、イチ君(小2の息子)クイズしない? 
『象を1頭、冷蔵庫に入れるにはどうしたらいいでしょう?』」

息子が興味を持った。
 
ワタクシの記憶では、
「象が入る程大きい冷蔵庫はない!」
と思いっきりハズレた気がする。

 

息子はしばらく考えていたけれど、どれもハズレだった。

 
「これね『扉を開ける、象入れる、扉を閉める』が答えなんだよ」

すると、息子が大喜び。
「もう一問、もう一問!」
 
 
よしきた! 予定通り。実はこれ2問セットのクイズ。
「第2問。今度は、同じ冷蔵庫にキリンを1頭入れるにはどうしたらいいでしょうか?」

すると、息子がさっきと同じように答えた。
 
「扉を開ける、象を入れる、扉を閉める。でしょ?」
 
ニヤリ。
そう答えたくなるよね?
ワタクシ首を振ってこう答えた。

「残念。キリンを1頭だけ入れるので、もう1つやる事があるんだよね~。
扉を開ける、そして『象を出す』キリンを入れる、扉を閉める。」

息子の笑いが止まらない。
「象を出すんだ〜」

 
ふふふ。アレも試してみるか。
「第3問。お母さんが作った問題。今度はその冷蔵庫にティラノザウルスっていう恐竜を入れて下さい。さて冷蔵庫には合わせて何頭いるでしょうか?」
 
ここまできたら、ろくな答えではないと察した息子。
クスクス笑いながらすぐに聞いてきた。
「答えは何?」
 
聞きたい?
「答えは、キリンが食べられちゃったから恐竜1頭になっているでした」
 
息子が大興奮で笑いが止まらない。 

しまった・・・。
小2の息子があまりにも寝ないので、くすっと笑えば眠るだろうと思ったのがいけなかった。現在、10時半。明日は学校なのに・・・タイミング悪かった~。 


すると、今度は息子がいい顔してこう言った。
「お母さん、最初の問題、象を冷蔵庫に入れるって言う問題だんだけど、やっぱり入らないっていう答えもあるんだよね~」

え? なんで?

「レイ・象・庫、だから、象は0匹。いないものは入らない! それでもいいと思う。」
 
あ! 

とっても納得がいったのか息子はいい顔して、一人気持ちよさそうに、スヤーっと眠り始めた。

なんだよ~。そっちの答えの方が面白いじゃーん。
このクイズ対決、ワタクシの負け~

7歳の息子に会心の一撃を喰らい、ワタクシちょっぴり寝つきが悪かったとかそうでもないとか。


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