№18【2分で読める】日々の暮らしにクスっとエッセイ『母の忠告に従って』
ある日、ダンナと買い物に行ったら、レジ前でダンナがカゴにそーっと自分のおやつを差し込んだ。
それに気がつかなかったワタクシ。
プリペイドカードは、1000円ごとのチャージ。
予算内で済ませるつもりが、オーバーしとる。
計算間違いしたかと思ったら、ダンナが隣でほくそ笑んでおった。
ダンナにモヤモヤして、
「予算を守ろうと思ったのに、もう1000円出すハメになった」
と、つい小言を。
別の日、実家に帰ったら、母がこんなことを言い始めた。
「この間、スーパーのレジで精算していたら、お父さんがお菓子をもってきてね。腹が立つから、買わないと言って本当に買わなかった。もう、お小遣いで何とかしなさいって毎回毎回思うんだよね」
どこかで聞いたような話だな。分かる分かる、と思っていたら母がこう続けた。
「あとでよくよく考えたら100円くらいのお菓子。なにも人様の前で、ムキになって怒らなくてもよかったかなって」
そう言って、大笑いし始めた。
ひょーっ!
確かに~!
今後、ワタクシも母の忠告に従って、気をつけようと思った。
金額に?
人前で?
それとも、ダンナが付いてくるかどうか?
全部。
予算内だったら差し込まれるおやつもセーフになる確率アップ。
レジ前の小言はアウトだけど後から請求。
給料日前は、ワタクシ一人の隠密行動。
これがワタクシの新習慣。
完璧
サポートありがとうございます! 迷わずお菓子を大人買いしますよ?怒りません? ありがとうございま~~~す ε=ε=(ノ≧∇≦)ノ