2分で読める子育てエッセイ№627『たまには詰め替えではなくても』

普段は「詰め替え」のものを選んで買っているワタクシ。
シャンプー、トリートメント、ハンドソープ、食器用洗剤などなど。
ゴミが少なくなるので地球にも優しいかも。もちろん、お財布にも。
 
 
「うそーん。容器付きの方が安いじゃーん！」
たまには優しくない時も・・・あるらしい。

詰め替えや、量が多い方がお得だと思い込んでしまい、失敗することも。
それからは地味に計算してから購入するように。

ちょっとだけ優しさから遠のく。

 
あるとき、お風呂で小２の息子がこう言い出した。

「お母さん、次に買い物に行ったらこのジャンプーの容器だけ買ってきて」
 
え？
 
「この容器に水を入れて遊びたいの」
 
懐かし～い。

そうそう、ワタクシの子供の頃はおもちゃを買ってもらえなかったので、中身が無くなったシャンプーの容器でよく遊んだな。しっかりと水で洗ったら準備完了。お風呂タイムが楽しい時間に早変わり～。
 
そう思いながら、たまたま空いていた液体入浴剤の容器を渡した。

「はい、これ。使ってもいいよ」
 
 
息子がメッチャいい顔になった。
「え？　いいの？」
 
楽しそうに、お風呂のお湯で遊び始めた。
 
そうだった～。高いおもちゃは要ら～ん！
それにこれ、容器込みの方が安かったヤツ～！

使い終わった容器のお陰で、すぐに飽きてバイバイしてしまうおもちゃの代わりになった。ある意味１つゴミを減らしたという素晴らしい屁理屈。
これで地球にも優しい、財布にも優しいなんて帳尻を合わす作戦ってことで・・・どう？
  
今後は、息子の楽しいお風呂タイムのお供として、たまには詰め替えではなくてもいいかもという気になってきた。
 
そしてもれなくワタクシも遊べる。
うけけ。