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冷やし温泉・2021

 本編に入る前に皆さまへ。
 今年も様々な方のお世話になりました。弊noteに関しても、読んでるよ!というお声をいただくことが増え、大変励みになりました。今年1年、本当にありがとうございました。下半期は投稿頻度が落ちてしまいましたが、文章を書きたいという気持ちは消えていません。読んで下さる方が居る限り、今後とも書き続けていきたいと思っております。来年も、どうかよろしくお願い致します。


 さて、昨年に引き続き、今年も僕が書いてきた文章を1月からまとめつつ、2021年の振り返りをしていく。


上半期(1〜6月)の冷やし温泉

 今年最初に公開した記事は『時間は正しく使いましょう』。間を置かずにすぐ『躁シャル・アクション』を公開した。
 この頃の僕は、前年の12月を活動的に過ごしたことや自動車学校の教習期限が迫っていたこともあり、余裕のない状態だった。今になって読み返すと、当時の心の不安定さをありありと思い返すことができる。
 年始の僕は「10日で1本、月1で創作」という目標を立てていたようだが、今考えると達成できるわけがなかった。そう毎週毎週書きたい事象に遭遇することはなく、ましてや創作ともなると思いつかない。結局、創作をすることなく今年を終えてしまうことになる。

 無事に普通自動車免許を取得して迎えた2月は、今年最多タイとなる3本の記事を公開した。既にネタ切れを起こしていたことへの危機感から生まれた『ご報告とお願い』、昨年から書きたいと思っていた『近頃僕ノヤメル物 煙草pairs自己嫌悪』。事務連絡のような色味のある前者はさておき、後者は思いをそのまま書き連ねたというよりは、記録の意味合いで整理して書いてある。一種の体験談として、どなたかのお役に立てれば、との思いもあった。
 そしてこの月に書いた中で最も気持ちが入っていて、最大の問題作となってしまったのが『酔わずして気持ち悪い』だ。このようにまた喧伝することも倫理的に良くないのではないか、とさえ思える記事だ。とはいえ僕は自分がかわいいので、己の痛々しさすら自己承認欲求の満足に使ってしまうのだが……。

 『酔わずして〜』の後日談をひとつ記しておく。この記事を公開したちょうどその日から、僕が知る当該女性のすべてのSNSアカウントが動きを止めてしまった。僕との関わりを一切合切絶ち切ってしまうのは致し方無い(僕が望んだことでもある)が、SNSそのものから離れる原因になってしまっていたとしたら、非常に申し訳なく思う。彼女が元気に生きているならば嬉しい。


 そんな2月を終え、3月に公開した記事は『オタク文学なんかじゃなかった ~僕と『推し、燃ゆ』~』の1本のみ。これは簡単に言うと読書感想文である。

 僕は物書きを趣味としているが、読書が特段好きなわけではない。本を読むことは嫌いではないが、年に何十冊も読むようなこともない。
 しかし、本は読んでおいた方が良いと感じる。今年僕が読んだ本は『推し、燃ゆ』を含めたったの数冊にとどまったが、読むことから離れると不思議と書くこともうまくいかなくなる。内容以前に、流れるように文章を書けなくなるのだ。作家の中には読書嫌いも居るには居るらしいが、僕のような一般人は読書を定期的に行うべきだ。これは今年得た体感と学びである。

 
 『自由に生きるということ』『4番目に好きな季節』を公開した4月。この頃はかなり時間に余裕があり、文章を書く熱量も高かった。この頃に勉強のひとつでもしておけば良かったとも思うが、後の祭りである。
 5月の『「碇くんが好きだから。」』にも通ずるが、この頃の僕は『シン・エヴァンゲリヲン』に衝撃を受けていた。noteに書いてこそいないが、宇部新川駅へと"聖地巡礼”を行ったほどである。


 『西野望さん』は夢の内容の話なのだが、これをブラッシュアップして創作に繋げることも出来たかもしれない。それをしなかったのは僕の怠慢である。

 リクエストをいただいて書いた『梅と桜』。これがお題を募って書いた初めての記事だ。後述するが、今年はいくつものアイデアをいただき、本当に感謝している。下さった方の満足のいく文章であれば嬉しい。その後に書いた『波長だけはどうにもならない』も、エピソードをもとに書く許可を友人に得て公開しているので、ある意味ではアイデアをもらったともいえる。余談だが、『波長~』を読んだ知人女性が、この数ヶ月後に長年付き合った彼氏とお別れしたと聞き、妙な影響を与えてしまったかと慌てるなどした。


 この頃(6月中旬)、僕はコンビニを辞め、交通警備のアルバイトを始めた。身分はフリーターで変わらないが、夜勤中心から日勤。接客業から屋外労働へと動いたことで随分と生活に変化が出た。それも踏まえて、ここからは下半期の振り返りに移る。

下半期(7~12月)の冷やし温泉


 7月に入って唯一書いた『僕の人生はいつ終わったのか』。これは、生活の変化のタイミングで考えていたこと、考えたことをまとめて書き連ねたものだ。僕のnoteは大半が主観と己の内面で構成されているが、この記事はその最たるものだと思っている。冷やし温泉という人間の心の良くない部分はだいたいここに書いてある。公開から半年近く経過しているが、僕の心の中を手っ取り早く知りたいと思って下さる方がいらっしゃれば、『僕の~』を読むのが最も近道だ。もちろん、これがすべてではないが……。


 前月の内容があまりにネガティブだったことを考え、明るい色の記事を書きたいと思い公開したのが『起きたら日が昇っている』である。常にマイナス思考なわけではないということは御承知いただきたい。

 『Tくんへの回答をまとめてお送りします』『僕が思う、日本サッカーを強くするために野球界から学ぶべきこと』『狙女』。この辺りはすべてリクエストされた内容について書いたものだ。正直に白状すると、この時期からネタ切れに悩んでおり、書きたいことを思いつけずにいる。文章は書きたいが何について語ればいいのか、という状態なのだ。お題を下さった方々には非常に感謝しているし、今後ともリクエストをどなたでもドシドシ送っていただきたい。もちろん、リクエストの主を僕が口外することはない。

  10月までは毎月記事を公開できていたのだが、誕生日に公開した『+1 ver.2021』の後、およそ2ヵ月半更新が止まってしまった。下書きを始めたもののお蔵入りさせた記事などもあるが、noteが滞ってしまった主な原因はシンプルに時間の不足だった。僕は休日に一気に書いていくスタイルを採っているが、11月以降はサッカー観戦や友人との食事などで空いている休日が少なかったのだ。いや、書こうと思えば書けたのだろうが、時間の余裕のある時と文章への熱量の高い時が噛み合わず、パソコンに向かわなかったというのが正直なところだ。


 そんな風に、僕の2021年は過ぎていった。全部で19本、様々なことを書いたが、結局大半は自分語りに終始している気がする。そんなnoteにお付き合い頂いた読者の方々には心から感謝する。


2021年の所感と2022年の展望

 2020年は、完全に崩れてしまった人生を立て直す、少しでも健やかに暮らせるようにする、という1年だったが、2021年はずいぶんと元気に過ごせたように思う。精神的に苦しい思いをして生きるのがつらい、と考えることはほぼ無くなった。これはひとえに僕と関わってくださった友人知人、そして家族のおかげである。どれだけ感謝してもしきれない。

 2022年は、いよいよ勝負せねばならないだろうな、と思っている。

 3月に同級生たちは大学を卒業、大半は新卒として社会人生活を始める。一足先に大学を去った僕の「若さ」というカードはなくなってしまうのだ。そのうえ僕には新卒の時期が経歴に存在しない。だが、生きていかねばならない。いつまでもフラフラしているわけにはいかない。そろそろ両親や周囲に恩返ししていかねばならない。

 と、意気込んではいるものの、己の弱さは自分でよく分かっている。無理のないよう、でも一生懸命に生きていこうと思う。


 また趣味では今年、僕の応援する大分トリニータがJ2へ、愛媛FCがJ3へと降格してしまったが、引き続き、いや、一層応援していこうと思っている。そして僕の心酔する川井健太氏が来季からサガン鳥栖の監督に就任することが決まっており、鳥栖も追いかけようと思っている。来季も様々なスタジアムに足を運ぶつもりだ。現状、それが生活のモチベーションになっている。

 サッカー以外では、無名の頃から好きだったお笑いコンビ・真空ジェシカがМ‐1グランプリで決勝進出、6位入賞を果たしたことが非常に嬉しかった。僕の真空ジェシカ好きを知っている友人から「M‐1面白かったね」と言われて誇らしげな気持ちになったものだ。来年はもっと露出が増えるだろう。


 昨年の大晦日に公開した記事を読み返すと、僕は今年の抱負に〈僕の「愛」を伝えていきたい〉と書いてあった。正直言って忘れかけていたが、サッカーにしても野球にしても人間にしても、好きなものを好きと言ってきた自負はある。僕は自分のこと以外でマイナスな発言をするのが好きではないので、自然とプラスな感情を表現することが増える。そういう意味では、この目標は達成できたと言っていいだろう。


おわりに

 重ねてで恐縮ですが、1年間、本当にありがとうございました。来年もnoteを続けていくつもりですので、どうかお付き合い頂けると幸いです。

 よいお年をお迎えください。来年の今日、皆様が2022年を笑顔で振り返ることが出来ますように。

 以上:「三四郎のオールナイトニッポン 年越し初笑いスペシャル 2021→2022」を楽しみにしつつ執筆


 



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