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起きたら日が昇っている

 少し期間が空いてしまったが、前回の記事では、僕の思考と苦悩をそのまま書き連ねた。これは僕の中では比較的平常運転なのだが、読者の方々に病んでいると思われるのは心外である。したがって、直近のポジティブな要素も文章にしておこうと思う。


 コンビニで働いていた頃は夜勤や早朝勤務ばかりで、生活リズムも何もあったものではなかった。一人暮らしをしていた頃は自分の意思で眠ることが難しく、また起きることもままならなかったので、大学1年生の夏ごろから3年ほど、「朝起きて夜眠る」を心地よく行えていなかったことになる。

 交通警備のバイトは朝から夕方までの勤務であり、外での立ち仕事だ。つまりは日中に太陽に当たる生活なのである。そんなリズムだと、自然と夜には眠ることができる。というよりも自然と寝てしまうし、睡眠時間が確保されていないと翌日以降が辛くて仕方がない。

 そして、早く寝ると自然と早く目が覚める。今のバイトを始めてから2ヵ月、そのリズムが確立されている。休日の午前6時に目が覚めたことなど、幼少の頃から今までを思い返しても一度もなかったのだが、それも毎週末恒例のこととなった。


 以前、躁うつに関する記事を書いた際に「強引に予定をつくる」という旨の改善方法を発表したが、いまの僕はまさにそれを地でいっている。予定が無ければ寝るタイミングがなく、結果的に心身共にネガティブな作用しか生み出さない。日に当たり、朝起きて夜寝ること。大半の方は苦も無く(ということもないだろうが)こなしている、いわば当然のサイクルを僕はようやく手に入れることができたのである。心も身体も打たれ弱い僕は、基礎的な部分を疎かにしているとすぐにガタが来るのである。徹夜などできた試しもないし、夜更かしがダイレクトに翌日に影響する人間である。



 非正規雇用とはいえ、月の収入は2桁万円を越え、同居している両親に少しは現金を渡すことが出来ている。社会的に成功しているわけでもないし、僕自身もこの立場に安住するつもりもないが、今のところ生活は軌道に乗っていると言って差し支えない。精神の方も比較的安定している。

 だが、人間とはない物ねだりをする厄介な生き物である。時間と体力は有り余りながら気力と財布の中身がなく、ただただ布団に丸くなるかnoteに暗い内面を吐き出すしかなかった頃のことが今では懐かしく思える。空虚な時間を過ごせること自体が、恵まれていたということなのだろう。当時に戻りたいかはまた別の話だが。


 投稿が1カ月以上なかったのは、この生活の良化と五輪の開催によるものだ。文章を書くにはマイナスな感情のエネルギーが必要であるため、ここ最近は手が進まなかった。また、僕は生まれ育った日本という国とスポーツが大好きであるため、帰宅後の時間を五輪視聴に充てていて、noteどころの話ではなかったのだ。

 したがって、今までよりは文章に向き合う時間を増やすつもりである。パラリンピックが始まればまたそれを観る生活にもなるだろうが、もうひとつの要素であるネガティブ性は勤務への慣れに伴って取り戻しつつある。

 単調な長時間労働、前日に急遽知らされる残業など、長期間にわたってこの職を続けようとは思えないような事が多い。とはいえそれはある程度織り込み済みであるので、割り切って収入を得て円満退職するつもりだ。その後が決まらないとそれすらもできないが……。


 最後になるが、今年の夏も日本の至る所で大雨による災害が発生している。僕の地元、大分県も例外ではないし、大学時代を過ごした山口県でも川が溢れそうになっている映像を見た。こう毎年毎年ともなると怒りさえ覚えてくるものだが、それで雨が止むわけではない。ただ、皆様のご無事を願うのみである。

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