有酸素運動が慢性脳卒中者の健康関連QOLに及ぼす影響

こんにちは!
理学療法士をしているyukiです。


では、本日の論文はこちら↓

※内容は論文に沿ったものでありますが、あくまで、論文を読んで自分なりにまとめた内容であり、論文の良否や質を評価する内容ではないこと、伝えたい内容や解釈は著者の意向とは異なることをご理解の上、ご確認ください。

掲載雑誌:Stroke
Impact Factor:7.19(2019-2020)


ランダム化比較試験で検討がされていること、IFも高い論文雑誌なので、論文の質も高いことが窺えます。
興味のある方はぜひ、ご確認ください!

では、早速目次です!

はじめに

脳卒中における有酸素運動によるトレーニングは、下肢を強化させ、有酸素能力と機能的能力を向上させることが示されている
(Smith et al. 1998、Pang et al. 2005、Katz-Leurer et al. 2003)

これらの結果は、健康関連QOL(HRQL)に影響を与える可能性がある(Mayo et al. 2002)。

有酸素運動と強化運動を組み合わせた介入でHRQLの改善が報告されているが(Studenski et al. 2005)、そのほかで効果は示せていない。

以前の研究では、主にトレッドミルとエルゴメータを使用しているが、通常の歩行などの有酸素トレーニングなど、より安価な設定で調べた研究はない

この研究の目的

”脳卒中患者の機能とHRQLに対する12週間の
有酸素運動プログラムの効果を決定すること”


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2,318字
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