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脳卒中者のサーキットトレーニングの効果

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理学療法士をしているyukiです。
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このnoteについて

論文雑誌:BMJ-British Medical Journal
IF(Impact Factor):30.313(2019-2020)




はじめに

世界中の5000万の脳卒中生存者の25〜74%が、何らかの支援を必要とするか、日常生活動作を介護者に依存している。

日常生活動作の独立性に最も影響を与える活動は、歩行とスキルであるとされる。
患者のニーズに関連する目標を対象としたタスク固有の訓練および十分な繰り返しを伴う高強度の練習は、効率的な脳卒中リハビリテーションケアの原則である(Langhorme et al. 2011)。

※↑上記は脳卒中ガイドラインでも強く勧められていることになります!


いくつかのメタ分析では、バランス制御、移動、歩行および階段を上るなどに焦点を当てたタスク指向の歩行関連の活動は、特に脳卒中後の最初の6ヶ月以内が効果的とされる(Langhorme et al. 2011、Kwakkel et al. 2004、French et al. 2008)。

近年、2つのメタ分析により、サーキットトレーニングが、他の一般的に使用される理学療法と比較して、歩行速度、歩行距離、階段昇降、および移動の点で利点があることが示されている。

タスク指向のサーキットトレーニングの重要な要素の1つは、セラピストごとに2人以上の参加者がいるグループ設定で治療が提供されることである。

さらに、ほとんどの研究は慢性期脳卒中を対象に実施されているため、脳卒中後最初の6ヶ月の人々の有効性を研究する必要がある(English et al. 2010)。

本研究の目的

歩行能力を改善するため、タスク指向のサーキットトレーニングの
安全性と効果を調査した。

通常の理学療法は、個別に調整され治療提供が行われた。


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3,610字

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